「ライマルがいなくなってもオレがいる!」竜のセットアッパー松山晋也投手に一問一答!
歴代2位の21試合連続ホールドポイントを記録
しかしこれぐらいのことでへこたれる松山投手ではなかった。新たな球種ジャイロボールの習得に取り組むなど、努力を惜しむことなく腕を振り続けた。そして大塚コーチからの心強いアドバイス。それはポジティブな言葉を発することで、自分自身をだましていくメンタル作りは松山投手に多大なる影響を与えた。成績に一喜一憂しない。良い時も悪い時もあるが、気持ちは"どんな時でも絶好調!"という気持ちで自らを鼓舞し続けた結果、8月7日のベイスターズ戦でNPB歴代2位となる21試合連続ホールドポイントをマーク。ただこの記録も単なる通過地点。浅尾拓也投手コーチが持つ25試合連続記録を超えることが今後彼のモチベーションとなるのは間違いない。 その後も素晴らしいピッチングを積み重ね、2年連続被本塁打0を記録。59試合に登板し、2勝3敗41ホールド、防御率1.33という好成績を残した。契約更改では今シーズンの年俸1,750万円から約3倍となる5,000万円(推定)でサイン。入団2年目オフの5,000万円突破はドラゴンズの球団史では岩瀬仁紀さん以来となるスピード昇給となった。
ファン注目!一問一答
さてここからは松山投手へ用意したサンドラ、そしてファンからの質問、そしてその答えを紹介していく。 <質問1> 野球以外に趣味や好きなことはありますか? 松山投手「サウナが好きで、シーズン中でもひとりで良く行っていました」 <質問2> 松山投手の特徴でもある"鬼の形相"は父親似?母親似?それとも半分ずつ? 松山投手「父親似ですね。鬼の形相ではないですよ(苦笑)」 <質問3> 秋季練習で主に取り組んだことは? 松山投手「主に振りかぶってから投げるまで、エネルギー伝達のロスを失くす取り組みだったり、変化球の精度を高めることに取り組みました」 <質問4> 普段の生活で気を付けていることは? 松山投手「睡眠ですね。パフォーマンスに一番影響しますので、しっかり睡眠前も準備しながらデータ管理をしています」 質問3、4からも分かる通り、まだまだ伸びしろがあることを自覚しての行動、そして自己管理の徹底さには頭が下がる。現役中は24時間そして365日、野球技術向上に努めて欲しい、それが実行可能な松山投手と信じている。来シーズン、守護神マルティネスの去就が未定。退団の場合はクローザーとして登板することも十分に予想されるだけに、来シーズンの飛躍を大いに期待していきたい。 松山投手が背負うナンバー90は"9回を0点"で抑える。そんな意味に捉えたら面白い。契約更改で口にした"抑えを目標に"。もしマルティネス投手がいなくなっても、オレに任せろ!と松山投手がマウンドで吠える姿を楽しみに待っているぞ! がんばれ松山晋也! がんばれドラゴンズ! 燃えよドラゴンズ! 竹内 茂喜
CBCテレビ