駒大の篠原倖太朗がエース集結の7区で雪辱の区間賞!「これで1勝1敗」…全日本大学駅伝
◆学生3大駅伝第2戦 全日本大学駅伝(3日、名古屋市熱田神宮西門前スタート~三重・伊勢市伊勢神宮内宮宇治橋前ゴール=8区間106・8キロ) 各校のエースが集った7区(17・6キロ)で、駒大の主将・篠原倖太朗(4年)が執念の区間賞を獲得した。2人抜いてチームは5位から3位に浮上。 レース後は「1区から6区の選手が走ってきた中で、彼ら自身が思うようにいかなかった走りの子もいたと思います。その子たちが必要以上の責任を負わないように、自分が少しでも前へ前へとタスキをつなぐことを意識して走りました。過去の先輩方の記録を追って行こうかなと思って走ってみましたが、やはり田沢(廉、現・トヨタ自動車)さんは強かったと思いました」と振り返った。 今季開幕戦の出雲駅伝(10月14日、島根・出雲市=6区間45・1キロ)では終盤まで国学院大、駒大、青学大の「3強」が激しい優勝争いを繰り広げ、最終6区で国学院大の主将・平林清澄(4年)、駒大の篠原、青学大の太田蒼生(4年)という各校のエースたちによるアンカー対決が実現。大阪マラソン(2月25日)で日本学生最高記録の2時間6分18秒で優勝した平林が無尽蔵のスタミナを見せつけて優勝のゴールテープを切った。駒大が2位、青学大が3位だった。 今大会も、同じ3選手が補欠登録から当日変更で7区に投入された。太田、平林が首位争いのデッドヒートを繰り広げる中、篠原はほぼ単独走でもハイペースで走り抜き雪辱の区間賞。それでも「これで1勝1敗。箱根駅伝では青学大の太田くんもしっかりと調子を上げてくると思います。箱根に合わせて、誰が一番強いかだと思います」と闘志を燃やした。
報知新聞社