SNS「子どもが少なくて快適なカフェ」←“炎上”しちゃう理由、分かりますか? 悪気なくても大批判が集まる《投稿4パターン》とは
また、SNSは幅広い年齢層や生活スタイルを持つ人々が利用する場です。そのため、投稿内容が誰かを不快にさせる怖れがないかどうか、多面的に考慮する必要があります。例えば「子どもが少なくて快適なカフェ」といった表現は、子連れの親には不快に感じられるかもしれません。 対策としては、発信前に、自分の投稿がさまざまな立場の人にどのように受け取られるかを考える習慣を付けることです。複数の視点から物事を捉え、特定の人々を排除するような発言になっていないかを確認することが重要です。もし不安な場合は、友人や家族に相談したり、時間をおいてから再度内容を見直すといった対策を取ることも効果的です。
加えて、ネット上には多くの情報が飛び交っていますが、その中には真偽不明のものも少なくありません。特に、他者から聞いた話やネットで見た未確認の情報をそのままSNSで発信すると、誤った情報を広めてしまうリスクが高まります。これにより、見た人がそれを信じて行動してしまうなど思わぬトラブルや炎上に発展することがあります。 情報を発信する際には、必ずその情報が正しいかどうかを確認しましょう。発信する際は、信頼できる1次情報に基づいた内容であることが基本です。また、情報に確信が持てない場合は、あえて発信を控えることです。仮にこれは聞いた話なので、正確ではないかもしれません」などと付記しても、フェイク情報を拡散した“罪”が軽減されるわけではありません。 SNSでの発信は便利な反面、炎上リスクも高いため、慎重な姿勢が求められます。自分の言葉がどのように受け取られるかを意識し、ポジティブなコミュニケーションを心掛けましょう。それによってより健全なSNSの利用ができ、他者との円滑な交流が生まれます。
岩井なな