学力把握へ一斉テスト、県独自、小・中学生4万人対象【山口】
児童・生徒の学力把握と分析を目的に県が独自に作成した「県学力定着状況確認問題」が、県内公立学校の小学5、6年生と中学1、2年生を対象に実施されている。 学力と学習の課題を把握し、指導の改善を図ろうと、2013年度から毎年実施。22年度から情報活用能力の向上やデジタル社会への適応を図るため、紙ではなくタブレット端末やノートパソコンを使っている。 今年度は小学校267校の児童約2万人と中学校145校の生徒約2万人を対象とした。 教科は小学生は国語と算数と5年生のみ理科、中学生は国語と数学、2年生はさらに英語と理科を課す。理科は全国学力・学習状況調査で理科がある前年度に実施することにしており、電子端末を使って試験を行うのは初めて。全科目とも択一、短答、記述式、動画問題に取り組む。 学習習慣や学習意欲を把握するための質問紙調査も実施する。 各学校で11~18日に学年に応じて実施することとしており、16日には白石中(村瀬充俊校長、321人)で2年生93人が問題に取り組んだ。 学年と教科ごとの正答率をまとめ、課題を分析した結果を11月下旬に公表する。