幸福度トップは東海地方!全国の男女に聞いたアンケートで見えた「意外な価値観」
結婚のきっかけや理由は十人十色だが、突き詰めると「幸せになりたいから」に尽きるだろう。もちろん、愛のない結婚生活になってしまったり悲しい別れで終わったりすることもある。 【この記事の他の画像を見る】 しかし、人はいつからでも何度でもやり直せる。それは、本連載「晩婚さんいらっしゃい!」に登場してくれたカップルたちの実例が示している。「今は結婚しない」という選択肢を含めて、それぞれのやり方で幸せになればいいのだ。 ■パートナーとの関係などについてのアンケートを実施
大手結婚相談所パートナーエージェントなどを運営するタメニーが興味深い調査を行っている。家族との関係、パートナー(配偶者・恋人)との関係、金銭面、仕事(働き方)、住環境、健康の6項目(各50点満点)について全国の20~60代の男女にアンケートして分析する「タメニー幸福度調査2024」だ。 全国平均は50点中25.07点。第1回である前年の25.18点よりわずかに低い結果となったのが世相を表している気がするが、もう少し細かく見ていきたい。調査を担当したタメニー広報の平田恵さんに話を聞いた。
――結婚相談所を運営するタメニーが結婚以外の要素も含めて幸福度を調査したのはなぜでしょうか。 弊社の企業理念は「よりよい人生をつくる。」です。幸せをつくるサービスを提供している会社として、「今の人たちはどういうことに幸せを感じているのか」をいろんな角度から調べて、その数字をちゃんと持っておいたほうがいいと考えました。定期的な調査と公表を続けることで、弊社の姿勢と取り組みをより多くの方に知っていただきたいという狙いもあります。
――6項目のうち、幸福度が最も高かったのは前回と同じく「家族との関係値」(31.69点)。最も低かったのは「金銭面」(20.22点)でした。 コロナ禍前には調査をしていなかったので比較はできませんが、コロナ禍で家の中で過ごす時間が増えて「やっぱり家族は大切だ」と改めて認識した人が多いのではないかと推察しています。物価高の中で金銭面での幸福度を上げるのは難しいことです。他の項目に比べると、(自分の振る舞いと気持ち次第である)家族との関係値は幸福度を上げやすいのかもしれません。