夫が定年退職後の手続きを"すべて"会社に任せています。さすがに自分でやるべき手続きなどありそうですが、このままで大丈夫なのでしょうか?
定年退職に関する社内で行う手続き
退職する際は退職届の提出が必要ですが、定年退職の場合は就業規則に基づいて自動的に退職となるため、社員が退職届を用意する必要はありません。定年後も仕事を続けることを考えている場合は、現職で定年退職後に再雇用の制度が設けられているかを、労働条件などとともに確認しておくといいでしょう。 また、有給休暇が残っている場合も考えられます。業務の引き継ぎなどで退職間近は有給休暇を取得しづらくなることがあるため、計画的な消化を心がけるといいでしょう。有給休暇は退職後に消滅してしまう点に注意が必要です。
定年退職前後は年金・雇用保険・健康保険・税金など会社任せにできない手続きがある
定年退職前後は、公的年金・雇用保険・健康保険・税金に関する手続きを自分で行う必要があります。定年後に仕事を続けるか否かなどによって、選択肢や方法が異なる場合もあるため、事前に確認しておくといいでしょう。 またそれぞれの手続きには期日がある点にも注意が必要です。今まではさまざまな手続きを会社が行ってくれていましたが、定年後は会社任せにできないため、そのときになって慌てることがないよう、事前に手続き内容を確認しておくことは大切です。 定年退職では社員が退職届を提出する必要はありませんが、再雇用の制度があれば確認しておくといいでしょう。また業務の引き継ぎなどで退職間近は忙しくなることが考えられるため、年次有給休暇が残っている場合は計画的に消化できるように調整する必要もあります。 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部