福島県内初の実施許可 二本松市のタクシー会社が日本版ライドシェア導入へ・福島県
FCT福島中央テレビ
福島県内の「移動の利便性」が大きく向上しそうです。 タクシー不足解消の一手として期待される「ライドシェア」についてです。 全国でも導入が広がるなか、二本松市のタクシー会社に福島県内では初めてとなる「日本版ライドシェア」の実施許可が出ました。 「早く氷上で…」北塩原村の桧原湖で“ワカサギ釣り”・福島 タクシー事業者の管理のもと、一般のドライバーが自家用車などを使って有料で客を運ぶ日本版ライドシェア。 首都圏はもちろん、東北でも福島を除く各県の自治体で導入に向けた動きが進んでいます。 こうしたなか… ■大川悠輔記者 「こちらのタクシー会社では県内で初めて日本版ライドシェアの実施許可が出ました。タクシーが不足する時間帯にドライバーとは別の職員が運転を行う予定です」 国は二本松市の昭和タクシーに、福島県内で初めてとなる「日本版ライドシェア」の実施許可を出しました。 ドライバーの高齢化などで慢性的な人手不足に悩むタクシー業界。そこで昭和タクシーは、平日の午前7時から午後2時台の時間帯で余っている車両を使い、ライドシェアを行う計画です。 運転は同じグループ企業に勤める訪問介護員が行います。 ■昭和タクシー 安斎文彦社長 「この車も動ければ地域の需要にプラスになる部分をライドシェアでやれれば」 地方では高齢者の通院や買物など日常的な移動手段の確保としてタクシーの需要が増えているといいます。 「ライドシェア」の導入は、こうした需要に応えられるとタクシー会社も期待を寄せています。 ■昭和タクシー 安斎文彦社長 「高齢化が進んで…だからこそタクシーの需要は上がっていく、免許を返す人も含めて、需要が増えていくと思っています」 昭和タクシーは年明けからの導入を目指して、職員の研修などを進めるということです。 タクシー会社によりますと料金はタクシーと同程度で、混んでいる時間帯に問い合わせのあった利用客にライドシェアを利用を提案するということです。