センバツ高校野球 雨できょうに順延 /青森
第96回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高野連主催)は24日、天候不良のため全3試合が25日に順延された。星稜(石川)との2回戦が2日連続で中止となった八戸学院光星(青森)は、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)の室内練習場で1時間半、打撃練習などを行って入念に調整した。 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち 八戸学院光星―星稜は25日の第2試合(午前11時半開始予定)。同じく青森県勢の青森山田と広陵(広島)の2回戦は、大会第8日の27日、第1試合(午前9時開始予定)に予定されている。【藤倉聡子】 ……………………………………………………………………………………………………… ■ズーム ◇対戦イメージ万全 八戸学院光星 洗平比呂投手(3年) 午前7時過ぎ、ユニホームに着替えた後で中止が決定した。既に気持ちも整えていただけに「残念」との思いはあるが、「休養はプラスになる。『ラッキー』と考えることはできる」と前向きだ。 2日連続となった阪神甲子園球場の室内練習場での調整はストレッチとキャッチボールにとどめ、本格的な投球はしなかった。関東一との開幕試合で156球を投じ、「指先の感覚は残っている」からだ。1回戦は五回に先制点を与えた。「四球で崩れた。次は修正したい」と2回戦を見据える。 相手の星稜は昨秋の明治神宮大会覇者。宿舎で研究を重ね、対戦のイメージはできている。「中軸には一発もある。甘いところに行かないよう、丁寧に投げる」。初戦では失点後のピンチをしっかり抑えたことに手応えを感じており、星稜戦も「粘り強いピッチングをする」と意気込む。「チャレンジャーとして臨む。チーム全員で勝てればいい」。対戦を心待ちにしている。