地元に残る“猥褻な風習”に大ショック…!「都会育ちの妻」を連れて地方移住した夫が大後悔した「本当の理由」
夫に考えを聞いた
芽衣さんは心を閉ざした生活を余儀なく続けている。夫の潤さんはどう思っているのか聞いてみた。 「そもそも妻は都会のど真ん中で育ったお嬢さんなんです。もの静かなご両親に育てられ、厳格な学校に通っていました。なので、地方独特の人間関係とかヤンキー文化に戸惑うのは当たり前のことだと思っています。 ただ、妻のことを考えれば、今の状況で良いとは決して思っていません。子供たちも自分の母親がよそのお母さんと会話をすることがほとんどなかったり、近所の商店街では買い物をしていないなど、地元の人を避けていることが何となくわかっているようですし…。元をたどれば、僕がリストラされたのが原因でこうなっているので、申し訳ないという気持ちはあります」 夫婦で話し合いを重ねた結果、一時は真剣に引っ越しを考えたこともあるという。結局、 「両親が買ってくれた家を手離すような恩知らずなマネはできない」と2人で思い直したそうだが、芽衣さんのご両親の立場で愛娘の状態を思えば複雑なところではある。
マイホーム購入で失敗しないためには
「家を買う前にもっと地域のことを妻に理解してもらうべきでした」と夫は肩を落として反省しきりで、 「一度住んでしまったらなかなか引っ越せないというリスクをもっと真剣に考えれば良かった」と後悔を口にした。 「後戻りできないからこそ、マイホームの購入に際しては、地域性の事前リサーチが不可欠なのです」と話すのは、冒頭でも登場した、栃木県佐野市の不動産会社「つなぐ不動産(株)」の代表で、宅地建物取引士の塚田真美さんだ。 「マイホームを買う前に、この地域にはどんな人が住んでいて、どんな地域のルールがあるのか、暮らしていくうえで注意しなければいけないその土地ならではの風習はないか、近隣の方に思いきって聞いてみることが大切です。ネガティブな話は聞きづらいのであれば、不動産会社や業者の方に代わりに聞いてみてもらってもいいと思います」 何事も準備が大切だということだろう。 清水 芽々さんの連載記事「38歳独身女性が寝ている不倫相手に火を放つ…女性の人生を狂わせた47歳上司の“ヤバすぎる正体”」もあわせてどうぞ
清水 芽々(ノンフィクションライター)