日産自動車が稲城市(東京都)とEVの蓄電池機能を活用しながら市の強靭化を図ることを目的とした連携協定を締結
日産自動車および日産東京販売は3月21日、稲城市(東京都)と、脱炭素社会を見据え、電気自動車(EV)の蓄電池機能を活用しながら市の強靭化を図ることを目的とした連携協定を締結した。
EVの「走る蓄電池」としての活用を通じて市民の環境・防災意識向上を目指す。災害による停電時は日産EVと充電スタンドの使用を無償で貸与
稲城市は「稲城市カーボンニュートラル宣言」を表明し、地域の脱炭素化を推進し、環境政策の強化を図っているほか、災害対応力の強化に積極的に取り組んでいる。 日産自動車は、これまで培ってきたEVに関するノウハウやネットワークを活かし、脱炭素、災害対策、エネルギーマネジメント、観光、地方での交通課題などの地域課題解決により、社会を変革していく日本電動化アクション「ブルー・スイッチ」を推進中だ。EVの普及によるゼロ・エミッション社会の実現を通じ、人とクルマと自然が共生し、住む人がワクワクするまちづくりによる地域社会の発展に貢献するため、全国の自治体や企業とともに活動している。 そして日産東京販売は、地域社会への貢献を長期視点で取り組むべき課題と捉え、災害連携による安心・安全なまちづくりや、暮らしやすい地域社会への貢献を目指した活動を幅広く展開している。 「ブルー・スイッチ」を推進する日産と、環境、防災、災害対策に積極的に取り組んでいる稲城市、そして地域社会の安心・安全を目指す日産東京販売がともに連携することに賛同したことから、このたび同協定を締結する運びとなった。連携項目と取り組み内容は以下のとおり。 【連携項目と取り組み内容】 (1)EVの普及促進、利活用に関すること EVの普及促進を図るため、稲城市、日産自動車および日産東京販売は、EVの「走る蓄電池」としての活用を通じて、市民の環境・防災意識向上を目指す。 (2)災害におけるEVの活用に関すること 稲城市で災害を起因とする停電が発生した際、EVを電力源として活用するため、市が指定する避難所等に、日産東京販売の店舗に配備しているEVの貸与と充電スタンドの使用を無償で行い、市民の生命および身体の安全を守る。 稲城市と日産自動車、日産東京販売の3者は、EVの積極的な活用により脱炭素社会を推進しながら、市の強靭化を図り、稲城市が目指す持続可能なまちづくりに向け共創していく。
MotorFan編集部
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