ウェッジ選びはプロに任せるのが正解!? ZOZO優勝ギアとして注目の「PXG」でウェッジフィッティングを受けてみた
打ってみると、とにかく抜けがいい。バンスが地面に当たる感じも少なく、すっと滑る感じで抜けていきます。ただ、僕はこれだと抜けすぎる感じがするんですよね。もう少しソールが地面に当たる感覚が欲しい。 フルショット、50ヤード、10ヤードとフィッターさんの指示どおりに距離を打ち分けて計測しました。フィッターさんはトラックマンの数値を確認しながら、僕のスイングやボールの位置などもチェックしています。さらにヘッド軌道、打音、地面に当たる音なども確認しているようです。 結局「Cグラインド」は少しボールが上がり気味になり、距離も少し出ていないという結果に。アプローチでも少し距離にバラツキが出たりしたので、やはり少しあっていないんじゃないかと。
計測数値とフィッターの経験値から最適ヘッドを選ぶ
次にバンス角10度の「Sグラインド」を打ちました。これも顔はさっきの「Cグラインド」と同じで構えやすい”いい顔”をしています。 今回もフルショットから50、10ヤードという距離を打ち分けます。今回はしっかりとバンスが地面に当たる感じがして、とてもいい打感です。打音もよく、ボールの打ち出し角や距離も結構そろっています。
どうやら僕のクラブ軌道は少しインサイドから入り、緩やかなダウンブローで、ヘッドの最下点が結構ボールより前にあるそうなんです。なので、ある程度バンスがある方が向いているということでした。今までヘッドの最下点なんて考えたことがなかったのですが「そんなことまで分かるんだ」という思いとともに、そこまで考えてフィッティングしてくれることに驚きました。 結局「Sグラインド」はかなり好感触で結果もよかったので、これは候補として置いておきます。これはスクエアに使ってもいいし、開いても使いやすい万能タイプのソールなので、コースでもかなり使いやすそうです。 最後にバンス角12度の「BPグラインド」です。これは今まで打った2モデルと違い、ハイトゥ形状となっています。なのでトゥ側が高く、少し三角形っぽいような形。しかもフェース全面に溝が掘られています。 これも同じように距離を打ち分けながら試打をします。これもバンス角が大きいので、僕的にはとても地面への当たり方がよく、打ちやすいです。構えた時の形状は特に気にならないし、フェースを開いた時は溝を広く使える感じがして使いやすそう。 計測してみると、弾道、飛距離ともにとてもよく、かなりの好感触。しかもボールの当たり方や打音が本当に気持ちいいんですよね。計測値などだけを見ると、さっきの「Sグラインド」とかなり似たような感じなので、どちらでもいい感じなのですが、僕の感覚的な部分だとこっちの方がよかったです。