なぜ一流ビジネスマンは忙しくても筋トレができるのか? 経営者に1日のスケジュールを聞いてみた
仕事と家庭の両立や、役職に就いたことにより筋トレや趣味にかけられる時間が少なくなったと感じている人も多いのではないだろうか。 ▶︎すべての写真を見る 今回は、パワーリフティングで輝かしい実績を持つStockSun株式会社認定パートナーの鳥屋直弘さんに、多忙な中でも筋トレを続けるコツを教えていただいた。
多忙を極める30~40代にこそ筋トレをはじめてみてほしい。きっと、仕事に活かせる知恵を身につけられるはずだ。
筋トレする理由は“メンタル強化”と“第一印象”!
――まず、鳥屋さんの一日のスケジュールを教えてください。 9時には起床して、10時半まで仕事をしながら朝食を摂ります。その後は11時から12時までトレーニング。昼食を食べ、午後は13時から23時ごろまで仕事をしつつ夕食を摂り、その後は趣味の時間を設け、大体1時には就寝します。 ――鳥屋さんが筋トレをする理由を教えてください。 IT系の経営者は室内で仕事をすることが多いので、慢性的な運動不足に陥りやすい。そこで、筋トレをすることで運動不足の解消を図っています。 また、筋トレをするとうつ予防に効果があるセロトニンが放出されるといわれているので、メンタルヘルス対策にも効果があると思っています。 特に経営者は、経営やマネジメントによるストレスでうつになる方が多いので、筋トレによるホルモンバランスの改善は特筆すべきポイントです。 ――ほかにも筋トレをするメリットはありますか? 筋トレは、仕事への姿勢にも良い影響を与えられると思っています。筋トレをする前に比べて、クライアントに営業する時に自信を持って接せられるようになりました。 あとは、身体が大きくなるので覚えてもらいやすいです。マッチョな人間は目立つので、仕事において第一想起を得やすいのが非常に大きなメリットだと感じています。
多忙でも筋トレを続けられるコツ
――忙しい中でも筋トレを続けるコツはありますか? 結論としては、パーソナルトレーニングの導入ですね。筋トレは仕事や家庭よりも優先順位が落ちてしまいやすいので、他人に管理されないと継続し続けることはかなり難しい。 また、パーソナルトレーニングでは決して安くない料金を支払います。筋トレをしないデメリットを作ることで、筋トレの優先順位を仕事や家庭と同じレベルまで上げることが大切です。 筋トレの優先順位を上げることが難しい場合は、好きな種目や最も鍛えたい部位の種目を1セット目に持ってくるとモチベーションが上がって続けやすいですよ。 ――筋トレを続けるためのモチベーションを維持する方法はありますか? 数値をしっかり追っていくことです。身体が変わることが筋トレのモチベーションになると言われますが、実際に身体が変わるためには4~5カ月ほど必要です。 多くの人はその間に筋トレをやめてしまうので、成長している実感を得るなら重量や回数など数値で記録することをおすすめします。 ――筋トレの時間を確保するために意識している時間の使い方や、取り入れている習慣はありますか? 意識していることは、朝に筋トレをすることです。夜に筋トレを入れるとやるべきタスクとして頭のどこかに残り続けるので、そういったストレスをなくすために早い時間に消化しています。 加えて、こだわりすぎないことも重要です。仕事に支障が出てしまうほどの筋トレでは続かないどころか業務効率を下げかねないので、無理のない範囲で続けられる種目や負荷を選ぶことをおすすめします。 ――普段はどんな筋トレメニューをしていますか? 週に2日、1回1時間ほどで、胸&肩と背中&腕の日を交互に回しています。もともとは脚のトレーニングが好きでしたが、仕事への影響があるので基本はしていません。 具体的なメニューは以下の通り。 胸:ベンチプレス、インクラインベンチ、サイドレイズ 背中:チンニング、ラットプルダウン、ロウイング 腕:トライセプスエクステンション、ダンベルカール なお、ストレッチはフォームローラーをしていて、有酸素運動はしません。