ラルフ ローレンがお手本! ラグジュアリーなアメトラ流ジャケット着こなし術
■ハンサム×ロマンチックの共鳴 俳優のキャスリン・ニュートン氏
凜々(りり)しさとたおやかさが交差するようなスタイリングにも「ラルフ ローレン」のアイテムは向いています。若手俳優のキャスリン・ニュートンはジャストサイズのダブルブレスト・ジャケットをチョイス。 正統派のテーラリングが品格をまとわせています。ボトムスには裾がアシンメトリー(非対称)のシフォン系マキシ丈スカートで合わせました。上下でハンサム×ロマンチックが響き合うかのよう。ドラマチックなコントラストが生まれました。 ◇ ◇ ◇ この後は、コレクションルックからジャケットの着こなしをご案内します。
■シャツ裾出し、普段使いを凜々しく
シャツ裾のウエストアウトはだらしなく思われがちですが、こちらは別物で端正そのもの。アイボリーのストライプ柄ジャケットを重ねて、白シャツを優美に見せています。決め手はサイズ感。ジャケットから少しだけシャツがあふれるバランスが絶妙です。 アイボリーのワイドパンツはのどかな落ち感(縦に長いイメージ)を宿して、穏やかな雰囲気を醸し出しています。ハンドバッグと靴を白でまとめて、清らかさを寄り添わせているところも参考になります。
■タイドアップ×リッチデニムで極上の日常着
「ラルフ ローレン」はデニム使いの巧みさでも定評があります。デニム生地で仕立てたパンツには花柄をあしらいました。全体に植物モチーフをあしらったジャケットを重ねて、グラマラスなデニムルックに仕上げています。 今シーズンはこのようなデニムをラグジュアリーに整える着方が世界トレンドに浮上。スーツから抜き出したような白シャツとネクタイの端正なイメージがデニム姿をさらに格上げしています。オントレンドのタイドアップ(ネクタイを締めたスタイル)をデイリーの装いに役立てるお手本的な使い方です。
■異素材ミックス、上下のコントラストくっきり
異なる素材感をミックスすると、全体がこなれて映ります。ミリタリー風のジャケットに引き合わせたのは、きらびやかなゴールド生地のパンツ。ボリュームの面でも上下が対照的です。 トップスはゴールドのメッシュ仕立て。こういったグラマラスな雰囲気の服に、きちんと感を帯びたジャケットを重ねると、新しいケミストリー(相性)が生まれます。手持ちのアイテムから別の表情を引き出し、出番を増やすのに効果的なスタイリングです。