「利下げ予測」後退にもかからわず、なぜか「暴落」しなかった米国株が、じつはいま「買い」であると言えるワケ
おわりに
世界一の投資家ウォーレン・バフェットの言葉のひとつに「良い企業を適正価格で買う」というものがあります。また「他人が貪欲な時に恐怖し、他人が恐怖している時に貪欲であれ」とも言っています。つまり市場が悲観的な時こそ、絶好の買い場だと考えられるのです。 また現在のAIブームだけでなく、今後も新しいブームが何度もやってくるはずですが、企業の収益力やビジネスモデル、市場規模、競争優位性など、今こそ相場格言の基本である「頭と尻尾はくれてやれ」を教訓とすべきではないでしょうか。 筆者としては、サマーラリーに乗れるように米国株に投資を続けながら、個別株では注目が集まる半導体関連銘柄には警戒をすべきだと考えます。
鈴木 林太郎(米国株ライター)