<ボクシング>IBFトップが亀田問題の真相語る
ピープルズ会長は、このインタビューの中で、いくつか重要な証言をした。ひとつは、JBCが、負けたら空位、亀田陣営が、負けても防衛と決定していたとする、ルールミーティングにおいては、実は、何も決められていなかったという重大な事実だ。そして、IBFの見解としては、ルールミーティングでは、何も決められておらず、「負けても防衛」というのがIBFの正式なルールではあるが、ルールミーティング後の記者会見で、立会い人のタッカー氏が間違った発言をしたのだから、JBCが、試合前に「負けたら空位」と認識していたことは正しく、正式ルールが「負けても防衛」であっても、そのJBCの認識を批判することは間違っているということ。すなわち亀田側でなくJBC側を支持したのだ。 このIBFの最高トップの証言で、亀田がJBCに申請している処分の再審議が却下される可能性も高くなった。追い詰められた亀田陣営は、それでも法廷闘争に乗り出すのだろうか。 (文責・本郷陽一/論スポ、アスリートジャーナル)