<ボクシング>IBFトップが亀田問題の真相語る
――つまりルールミーティングでは、タイトルの保持問題は確認されていなかった? 「このルールミーティングで、話がされたかどうかはわからないが、通常のマニュアルにはない」 ――亀田側は、ルールミーティングでIBFのタッカー氏にに確認したと主張している。 「どの時点で、どういう状況で、そういうことが行われたかはわからないが、亀田側が『負けたらどうなるのか』と、タッカーに聞き、『負けても保持』と答える、という会話があったことは事実だ。ただ、それは、プライベートな会話なのか、ルールミーティングと離れた場所での会話だったのかはわからない」 ――なぜ、一度は「負けても保持」と亀田側に答えたタッカー氏が、ルールミーティング終了後の公式会見で、逆の見解を発表したのか。 「たくさんのフラッシュライトと、マイクロフォンが並び、緊張や混乱で間違いを起こしたのかもしれない。こういう発言は、するべきではなかった。なぜ、そんな間違いを起こしたのか、それがわからず我々も混乱している。ただ、試合後に訂正を行うならば、もっと早く訂正すべきだった」 ――JBCも、会見以外の場で、タッカー氏に亀田大毅が負けた場合の王座の移動について確認したところ「負けたら空位」と発言していたらしいが。 「その会話については確認できていない。だた、そういう会話がなかったとも言えない。タッカーは、会見で一度を間違いを犯している人間だから二度、犯すこともあるだろう」 ――JBCは、この部分、すなわちルールミーティングにおいて何が決まっていたのか、試合前のIBFの見解はどうだったのか、を明確にすることを今回のIBFとの会談で要求したのではないか? 「要求ではない。ただ、JBCは、IBFの見解を聞いて立場を明確にしたいのだろう。繰り返すが、大きなミステイクを犯したのは、我々で、その間違ったインフォメーションに沿って行動したJBCを批判することはフェアではないということだ」