【函館記念】5年続けて好走中!荒れるハンデ重賞の「激走パターン」に合致した穴馬
函館記念(G3、函館芝2000m)など北海道シリーズの舞台となる函館と札幌は、本州の競馬場とは芝質が異なる『洋芝』で行われます。 一般的に洋芝は寒さに強く、保湿性が高いのが特徴。そのため本州の競馬場と比べてパワーを要する傾向があり、その中でも函館最終週に行われる函館記念では、時計がかかる馬場を得意にしている『洋芝巧者』が毎年のように激走! 直近5年の1~3着馬15頭のうち半数を超える9頭に、函館及び札幌で好走経験がありました。 ▼洋芝実績があった好走馬(過去5年) ●23年 2着 ルビーカサブランカ(4人気) 3着 ブローザホーン(2人気) ●22年 2着 マイネルウィルトス(1人気) ●21年 1着 トーセンスーリヤ(2人気) 3着 バイオスパーク(12人気) ●20年 2着 ドゥオーモ(13人気) 3着 バイオスパーク(3人気) ●19年 1着 マイスタイル(1人気) 2着 マイネルファンロン(9人気) 有力馬だけでなく人気薄の激走も目立ちます。2020年の3着馬で、翌21年3着バイオスパーク(12人気)は本州の競馬場で走った直近3戦で「10→11→9着」と大敗続き。ところが得意の洋芝に替わってガラリ一変して激走しました。 また上記で紹介した9頭中5頭は、「函館or札幌芝2000mで勝利経験」があったのもポイント。同じ距離の洋芝コースで実績を残している馬が狙い目となります。 そして今年、「函館or札幌芝2000mで勝利経験」がある馬は、下記の5頭です。 アケルナルスター サンストックトン トップナイフ ハヤヤッコ マイネルクリソーラ いずれも大駆けが期待できる伏兵や穴馬候補ばかりも、強いて1頭イチ押しを挙げれば函館札幌では過去6戦して[2-1-1-2]複勝率60%を誇るアケルナルスターでしょうか。 昨夏の北海道シリーズでも函館札幌で2戦2連対。その後は本州の競馬場で出走した2戦とも着外に敗れるも、前走函館の巴賞では3着に好走しました。函館記念の激走パターンに合致しており、得意の洋芝コースを味方に上位好走があっても驚けません!
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