ガザのトンネルで人質を保護 イスラエル軍が映像を公開
テルアビブ、イスラエル、8月28日 (AP) ― イスラエル国防軍は8月27日、イスラム武装組織ハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザ地区の地下トンネル内で、一人でいたイスラエル人男性人質を保護し、ヘリコプターで移送する映像を公開した。 今回の救助は、昨年10月7日のハマスによる奇襲以降、人質が生きたままテロ組織の地下トンネルから解放された最初のケースとなる。 カイード・ファルファン・アルカディさん(52)は、イスラエルの病院に搬送され、ベドウィンのアラブ系家族が枕元に集まって、解放と再会を喜んだ。 イスラエル軍によると、アルカディさんは、人質がいると見られていたガザ南部のトンネルの捜索で、武装勢力や爆発物とともに発見された。 戦争初期の段階で、ガザで3人の人質と遭遇したイスラエル兵が、テロリストと誤認して射殺したことがあった。 アルカディさんは昨年10月7日、他の7人のアラブ系少数民族ベドウィンと拉致され、生きて救出された8人目の人質で、地下トンネルから救助された最初の人質ということになる。 (日本語翻訳・編集 アフロ)