宮沢氷魚で話題の事実婚、イナカの市役所では「結婚してもらえない人」扱い?!改姓しない“ワガママ女”認定もあちこちで
俳優の宮沢氷魚と黒島結菜が、1月16日に事実婚を発表しました。 有名人では、他にも後藤久美子&ジャン・アレジ、加賀まりこ、いしのようこ、SHELLY、など多くの夫妻が事実婚を選択しています。 事実婚を経て、法律婚をした経験を持つ下着インフルエンサーのちーちょろすさんに、やってみてわかった事実婚のメリットとデメリットをつづってもらいました。 なんと女性がワガママ扱いされることも多いそうなんです…!(以下、ちーちょろすさんの寄稿です)
夫婦別姓が始まらないので事実婚に踏み切った
芸能人でも法律姻ではなく「事実婚」をする方が増え、この言葉を知っている方も増えてきていると思います。筆者も数年、今の夫と相談をした結果、事実婚をして、その後に子供ができてから法律婚をしました。 事実婚を考える方の多くは「苗字を変えたくない」「手続きが面倒」というものだと思います。筆者も一番の理由としてはどちらの苗字にするかが決まらず、夫婦別姓も未だに始まらないので、事実婚に踏み切りました。
最大のメリットは名前を変えず手続きの負担も少ないこと
個人的に感じている事実婚の一番のメリットは、名前を変えなくても良いことです。 名前を変えることで役所での手続きはもちろん、変更に伴う費用もかかります。場合によっては有給も使わなければいけません。それらの手間や費用がかからず、忙しい日本人にとってはとてもありがたいものだと思っています。 もちろん、苗字を変えたい人や名前が変わることに憧れを抱いている人は法律婚の方が良いと思います。しかし、女性の中には長年使ってきた名前がなくなってしまって喪失感を感じる方も少なくないので、早く夫婦別姓も始まってほしいですよね。
事実婚のデメリット「配偶者認定されないこと」
事実婚の一番のデメリットは「配偶者認定されないこと」だと私は思っています。 手続きの際には“「結婚している」と書いていいのだろうか?”と心配になったり、書面の「結婚」にはチェックを入れられるけど、「配偶者はなし」としないといけなかったりと頭を悩まされることが多かったです。 私が一番心配していたのは、事実婚だとどちらかが急に入院や手術をすることになっても、配偶者として立ち会いやサインができないこと。 他にも、関係を解消するときの財産分与については、弁護士立会のもと書類をかわすなど、きちんと手続きをすれば大丈夫なことが多いです(※ただし死別時の相続では異なります)。 けれども、配偶者認定がないと、緊急時に一番近い家族として認められないのは一番の不安でした。