「将来は看護師か薬剤師になりたい」という高校生の娘。親としては「できるだけ長く働きやすい仕事をしてほしい」と思いますが、どちらがおすすめでしょうか?
どちらがおすすめ?
年収だけみると「薬剤師のほうが稼げる可能性が高い」といえるかもしれませんが、薬剤師になるには薬学部に入学して6年間の課程を修了後、薬剤師国家試験に合格しなければなりません。一方で看護師になるための進路コースも複数あり、看護大学や看護短期大学などを経て看護師国家資格に合格する必要があります。 高校を卒業してそれぞれの大学に進学する場合、薬剤師は看護師を目指す場合に比べて2~3年多く教育を受けなければなりません。進学先が国公立大学か私立大学かによって学費は異なるため、費用面については一概にはいえませんが、資格取得して実際に働き始めるまでに、薬剤師のほうが時間はかかります。 「年収」という将来性で考えると薬剤師に軍配が上がるかもしれませんが、あくまで判断材料の1つです。仕事内容も働き方もそれぞれ異なりますが、どちらがいいか迷ったら「看護業務と薬の調剤、どちらの側面で患者をサポートしたいのか」考えてみるのもおすすめです。
まとめ
本記事では、子どもから「将来は看護師か薬剤師になりたい」と言われたら、どちらをすすめたらいいのかを解説しました。看護師も薬剤師も人命を預かる部分においては非常に重要な仕事です。 年収も気になるところですが、仕事を通じて自分自身が何を重視したいのか考えてみてもいいかもしれません。 出典 総務省統計局 令和5年賃金構造基本統計調査 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部