【原チャリの雄】ホンダ「スーパーカブ50」いよいよ生産終了へ! 販売店に寄せられる反響とは
新・排ガス規制のために生産終了が決定
50cc以下の原付バイクの中でも世界的人気を誇ったホンダのロングセラーモデルである、「スーパーカブ50」の生産終了が発表されました。 【画像】「50ccのカブ」はもう最後!? ホンダ「スーパーカブ50」の歴史を画像で見る(23枚) 販売店にはどのような反響があるのでしょうか。
スーパーカブ50は1966年に発売され、現在までに合計で1億台以上の売り上げを記録しているモデルです。 20世紀から21世紀にかけて、何度かのモデルチェンジを経てさまざまなバリエーションが生まれ、世界中に輸出され人気を博すことになりました。 リーズナブルな価格設定に加え、普通自動車免許があれば運転できるという原付特有の強みを活かし、日常生活に溶け込んだ存在となったスーパーカブ50。 スーパーカブシリーズの中では最もスタンダードなモデルで、パワフルさに加え車体のメンテナンスが比較的容易であることなどから、多くのライダーから重宝されてきました。 しかし、政府の新排ガス規制を受けて、この基準を満たさないスーパーカブの生産が2025年秋から出来なくなるため、生産終了が決定しています。 また生産終了の発表と同時にホンダから、往年のスーパーカブのカラーリングを彷彿とさせるモデル「スーパーカブ50・Final Edition」の発売が発表されました。 生産終了を見据えて設定された、文字通りファイナルエディションとなる本モデル。 生産台数がわずか2000台であるため、希少性が高くなることが予想されます。
「スーパーカブ50ファイナルエディション」の販売は?反響は?
SNSでは、70年近くの長きに渡り、日常生活の多様なシーンで活躍したスーパーカブ50との別れを惜しむ人が多く見られます。一方で、「限定生産だからプレミアがつくのではないか」ということでFinal Editionに期待を寄せる意見も少なくありません。 このFinal Editionの発売について、SNSではどのようなコメントが見られるのでしょうか。
好意的な意見を持つ人は、「ボニーブルーが魅力的だな」「ビンテージなデザインが好みだから欲しい」とそのデザインに注目しているようです。 一方で購入に慎重な意見としては、「受注期間が短いけど、スーパーカブ110の生産はあるから焦る必要はない」と冷静に指摘するものも見られます。 そんな生産終了を前に話題のスーパーカブ50・Final Editionですが、販売店にはどのような反響があるのでしょうか。 首都圏のホンダバイク販売店からは以下のような回答が得られました。 「長年慣れ親しんだモデルであるため期待感が高く、かなりの駆け込み需要があります。需要の増加によって中古相場も上がってきており、多少年式が古くても高額買取が期待できます。 カラーリングも相まって人気が高く、ご好評いただいています」 実際、ここ数日の間に受注する人も急増しているとのこと。 また、関西圏のホンダバイク販売店も以下のように話します。 「従来のカラーリングと比較して、レトロでありつつもエレガントで、そのバランスを好む方も多くいらっしゃいます。 カブの長年のユーザーの方からも比較的手の出しやすい価格で、買い替えを検討している、という声をよくいただきます」 ※ ※ ※ これらの回答から、現在でもライダーの間ではスーパーカブ50の人気は絶大で、Final Editionの駆け込み需要が大きいことがうかがえます。 「スーパーカブ110」は引き続き生産されますが、最後の50ccモデルを手に入れたいという人も多いようです。 販売価格は税抜き27万円となっています。
Peacock Blue K.K.