無駄遣いを減らすには「本当に必要か」自分に問いかけること 「割引」「限定」「一生もの」に注意
意外と実践するのが難しい「必要なものだけ買い物する」こと。年末年始はおめでたい気分や初売りのセールなどもあいまって、財布のひもが緩くなりがちという人もいるだろう。そこで今回は、節約アドバイザー・ファイナンシャルプランナーの丸山晴美さんに、節約のために自身が実践しているという買い物のマイルールを教えてもらった。 【写真】買い物かごを持っている女性。節約のプロが無駄遣いを防ぐために実践しているポイントを写真とともに紹介
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必要以上のお金を持たず、限度額を決めておく
現金で買い物をする場合は、必要以上にお金を持たないようにしています。必要最低限しか持っていなければ、うっかり余計なものを買う余裕がないですし、持っている現金が多いと、予定より多く使ってしまいやすくなります。 キャッシュレスの場合は必ず限度額を決め、金額を意識しながら買い物をすることが大切です。 ◆優先順位の高いものから買う いざ買い物をするときは、優先順位を意識して必要なものから買っていきます。例えば、スーパーで買い物をする場合、嗜好品やすぐに必要ではない特売品などの誘惑に負けそうな場合も、まずは必要な食材から優先して買うと、嗜好品などに充てられる予算自体が少なくなりますし、時間が経つだけでも誘惑に勝ちやすくなるためです。 必要なものを買った後、どうしても嗜好品などを買いたい場合は、残ったお金で買うようにするのが正解です。 ◆本当に必要か自問自答 「必要なもの」を買う場合も、それが本当に必要なものかどうかは自分に問いかけるようにしています。セールで安くなっているからなど、「値札に惑わされて買おうとしていないか」「安いという理由だけで買おうとしていないか」という問いかけをすることで、冷静な判断がしやすくなります。 また、代用できるものはないのか、と一度立ち止まることも有効です。例えばキッチン用品などは便利そうなアイテムが多くありますが、包丁で済む場合もあります。また、便利でも置き場所をとるため邪魔になるもの、使用頻度が低く収納したまま使わなくなってしまうものなど、購入したあとのことを考えると本当に必要かどうかが見えてきます。 まずは家にあるもので代用することを考え、代用品を使っているときに、やっぱり欲しいと感じたならば買うようにしましょう。 ◆「限定品」や「一生もの」という売り言葉に惑わされない 「数量限定」「期間限定」といった売り言葉がついていると、「もう手に入らないかもしれない」という気持ちで財布のひもが緩くなりがちですが、買っても意外と使わなかったということはよくあります。これは、買うことを優先するあまり、必要かどうかをきちんと吟味せず買ってしまっているためです。 限定品で気になるものがある場合は、一週間後も同じ気持ちか改めて考えてから買う、1週間後に来たときに無くなっていたら買えずに後悔すると感じる場合のみ買ったりするようにしています。 このほか、「一生もの」「流行もの」なども財布のひもを緩めやすい言葉ですが、途中で使うことに飽きてしまったり、流行していても自分には似合わなかったりすることが考えられます。売り言葉に惑わされないためには、クールダウンの期間を設けることが大切です。 また、洋服などは店舗で1週間程度の取り置きも可能なこともあるので、悩んだときは取り置きができるか、店員さんにたずねてみてもいいでしょう。 ◆長く使うものはメンテナンスや修理がしやすいものを選ぶ 「一生もの」まではいかずとも、長く使うものに関しては、メンテナンスや修理がしやすいものを選ぶようにしています。自分でメンテナンスや修理ができるものや、メンテナンスや修理を対応している店舗が多いブランドのものを購入すると、製品の価格自体が高くても、長期的に見ればお得な買い物になります。
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