親イスラエルのドイツで「いないこと」にされるパレスチナ系ドイツ人
ドイツ・デュッセルドルフで行われたパレスチナ連帯デモの様子(筆者撮影)
1948年のイスラエル建国以来、同国を一貫して軍事・政治・財政面で支援してきたドイツ。2023年10月7日のハマスによるイスラエルに対する大規模攻撃以降も、ドイツ政府はガザで多くの民間人死者を出しているイスラエルの行動を、自衛権の行使として擁護してきた。 一方ドイツには、ヨーロッパ最大のパレスチナ人コミュニティがある。しかし、親イスラエルのドイツで彼らの声は封じられている。彼らはどんな思いでガザの紛争を見つめているのか。ドイツでパレスチナ人の親の元に育ったパレスチナ系ドイツ人の元左派政治家、ユレス・エルカティブ氏(33)から話を聞いた。 ***
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駒林歩美