【POG】30日京都デビュー予定の良血2頭は要注目(栗東発)
競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、塩手智彦(栗東)と木村拓人(美浦)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。 【馬体診断】今年は一流外国馬が参戦!ジャパンC有力馬の評価をチェック 16日の東スポ杯2歳Sはクロワデュノール(牡、斉藤崇)が道中3番手追走から、ゴール前で逃げたサトノシャイニング(牡、杉山晴)をきっちりかわしてV。無傷2連勝で重賞初制覇を決めた。鞍上の北村友Jはレース後に「まだ100点満点という感じではありませんでしたが、そのなかで強い競馬を見せてくれました」と高いポテンシャルと今後の伸びしろを示唆。次走はサンデーサラブレッドクラブのHPでホープフルS(12月28日・中山、芝2000m)と発表された。 未勝利-黄菊賞を連勝中のミュージアムマイル(牡、高柳大)は引き続きC・デムーロJで朝日杯FS(12月15日・京都、芝1600m)に向かう。師は「これまで1600mから徐々に距離を延ばしてきましたが、うまく対応してくれています。今回は2F短縮して1600mになりますが、初戦(3着)はスタートが遅くて流れに乗れなかっただけで、五分に出てくれれば問題はないと思っています。前走の勝ちっぷりが良かったですし、G1でも楽しみです」と3連勝でのGⅠ制覇を期待した。 次週の注目新馬は2頭。30日の京都新馬戦(芝1800m)で良血2頭が対決する。 マディソンガール(牝、中内田、父キズナ、母ヤンキーローズ)は3冠牝馬リバティアイランドの半妹。1週前の20日は川田Jを背に、栗東CWで僚馬ダノンジャッカル(5歳障害未勝利)と併せて、6F83秒1-37秒0-11秒2をマーク。しまい鋭い伸びを見せて、約2馬身先着を決めた。福永助手は「川田Jに感触を確かめてもらいました。姉とは同時期の完成度が違いますし、感覚的な質も違うようですが、調教時計は出ていますし、競馬に向けて順調に調整ができています」と現状を伝えた。 アルマデオロ(牡、清水久、父レイデオロ、母シュガーハート)は厩舎の先輩でGⅠ7勝を挙げたキタサンブラックの半弟。10日の京都芝2000mでのデビューを予定していたが、馬番発表前に感冒で出走取消。その後は在厩で状態を確認しながら、調整を進めてきた。師は「幸い症状は軽かったので回復が早く、その後は順調に乗り込んできました。20日の動きが非常に良かったですね。いい状態でレースに迎えると思います」と期待を寄せた。鞍上は兄の主戦だった武豊Jを予定している。(馬サブロー栗東支局・塩手)