株式会社クニエは1日、経営における意思決定を支援するクラウドサービス「Anaplan」をより高度に活用するための、Google Cloudで動作する拡張機能群「QUNIE Extension Library for Anaplan」を、Google Cloud Marketplace上で提供開始したと発表した。これを利用すると、開発期間の大幅な圧縮と、コスト削減、運用管理の効率化などの実現が期待されるとのこと。 　Anaplanは、計画立案や予実管理・分析に特化したクラウドソリューション。今回発表された「QUNIE Extension Library for Anaplan」は、Google Cloud上でサーバーレスに動作し、AnaplanへのREST API呼び出しを支援するPythonライブラリで、これを活用することにより、Anaplanが提供する標準機能が拡張され、Google Cloudが持つBigQueryやCloud Functionsなどの機能と有機的に連携できるようになるとした。 　具体的には、大量のデータ転送や蓄積、バッチ処理が可能になるほか、Google Cloud上の機械学習やAIなどを活用したサービス開発が効率化されるため、Anaplan上に保持するデータボリュームを最適化し、バッチ処理の並列化などのチューニングがしやすくなるとのこと。また、複雑化したモデル内のリストとモジュールの依存関係を可視化できるので、引き継ぎや保守運用コストも下げられるとしている。