トランプ政権復活で「金融」「エネルギー」に追い風 「脱炭素」「不動産」は打撃か…明暗分かれる業界
TBS経済部 佐藤祥太デスク 「こうなってくると草木もなびくというか、トランプ氏的なるものが好きかどうかというよりも、やっぱりパワーが強大なので。そこにみんな平伏とまでは言わないですけども、どうやったら自分の業界がそのパワーをうまくいかす、ないしはその攻撃を避けるかということにものすごく知恵を使ってくんだろうなと思うんですよね」 ■日経平均は「ミラーのように上がっていった」 出水アナ 「日本のマーケットで反応があった業界というのは既にありますか?」 佐藤デスク 「業界ベースで見るとそんなに突出した反応はないと思います。ただアメリカの景気が規制緩和やトランプラリー的なことで良くなるのであれば…ということで、日経平均もミラーのように上がっていったというところはあると思います。それから為替に関して言うと、トランプ氏はあんまり強いドルは好まないとされているのですが、どっちかというとやはりドル高政策ですよね。インフレを巻き起こしそうなので、そうすると必然的に金利を上げざるを得ないというか、国債の方でも金利が上がっていってしまうので、その裏側で円が安くなっているという感じですかね。それはまた日本株の上昇要因にはなっているのではないかなというふうに思います」 トランプ政権の政策が各業界に与える影響は、今後の動向次第で変化する可能性もあるが、規制緩和と保護主義を軸とした政策が継続されれば、業界間の明暗はより鮮明になっていくことが予想される。日本企業としては、これらの影響を見極めつつ、アメリカ市場でのビジネスを進めていく必要がありそうだ。
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