台風の夜、鳴き続けていた子猫「一緒に寝ましょう」と言うと「ニャー!」と布団に入ってきた そしてふたりの日課に
元保護猫の「まろっく様」(取材時、3歳)と、X(旧Twitter)ユーザーの飼い主「七四六家の拾い猫 まろっく様」(@Marock_0918)さんが出会ったのは、2021年9月18日、台風の夜のことでした。 【写真】手のひらに収まる子猫、3年後はこの姿に…たくましく成長した様子が尊い 飼い主さんは友人のシェアハウスで動画の撮影をしているとき、外からかすかに聞こえる子猫の鳴き声に気づいたといいます。 「撮影後、外に出て周辺を探したところ、子猫だったまろっくが軒下にいるのを見つけました。どうやら母猫に置き去りにされた様子。すぐに保護しました」 その後、飼い主さんは、当時、猫を飼うことができない物件に住んでいたため、急いで引っ越し先を探すことに。当のまろっく様はすぐにトイレを覚え、爪研ぎも壁などで行わず、手がかからない「良い子」だったといいます。 一方、オンライン会議中に膝の上に乗ってくるなど、人懐っこい性格に少々戸惑うこともあったそうですよ。 「気に入っていた箱を誤って捨ててしまったときには、私がゴミ袋を持つと、お気に入りの箱の周りをウロウロして『これは捨てちゃダメ!』と訴えてきます」 家事の際も気に入っている箱を捨てないよう気を使う、まろっく様中心の生活が始まりました。
毎晩一緒に過ごす幸せな時間と、生活への大きな変化
まろっく様との暮らしの中で、最も印象に残っているのは、初めての夜、まろっく様が布団の中で一緒に寝てくれたこと。 「まろっく様に『一緒に寝ましょう』と声をかけながら布団をめくると、『ニャー!』と鳴いて布団に入ってくれました」 それ以来、飼い主さんがベッドに向かうと、まろっく様は「寝る時間だよ」とばかりにあとをついて来て、今ではその時間がふたりの日課となっています。 ほかにも、まろっく様を迎えてから飼い主さんの生活にはさまざまな変化がありました。 「まろっく様の気分に合わせて行動するようになりましたが、まったく苦ではないです。むしろ、理想的な“猫奴隷”といえるのかもしれません。『まろっく様を幸せにするんだ』という強い思いで、“猫様ファースト”な生活を心がけ、仕事の時間にも余裕をもたせるように工夫をするようになりました」 また、飼い主さんのお母さんは、まろっく様に会うためにたびたび家を訪れるように。「なぜだかわからないけれど、まろっく様はめちゃくちゃかわいい」と目を細めているそうで、まろっく様の魅力が家族にも広がっているようです。