最後の返還事業始まる いわき市の津波遺留品 (福島)
福島放送
いわき震災伝承みらい館で、東日本大震災の津波により流された遺留品を展示し、持ち主に返す最後の事業が始まりました。 展示されているのは、津波被災地で発見されたランドセルや携帯電話など約300点。 この展示会は、遺留品を持ち主に返還するためこれまでに2回開かれましたが、実際に返還されたのは全体の1%ほどに留まっていました。 震災から13年余りが過ぎて遺留品が劣化してきたこともあり、この展示会は今回が最後に。 2月末までの期間中に返還されなかった遺留品の一部は、震災の記憶を伝える資料として保管されるということです。