【下関ボート(ナイター)SGチャレンジC】寺田祥が意地の準優1枠確保/10位通過の篠崎元志は「優勝戦に乗らないとどうしようもない」
<22日・下関ボート・4日目> 【ボート王国 九州・山口!】 最後の準優1枠には踏みとどまった。トップ通過を懸けて臨んだ寺田祥の予選ラストは6枠の1走。「足はいいけど、あれで3着は無理だったかな」と道中は菊地孝平を猛追しながらも4着。3着ならトップ通過の目も残っていただけに悔しい結果となったが、優出確率の高い準優1枠の座は死守。地元の面目は躍如した。 自身が太鼓判を押す舟足も「全体的に高水準でいいです。問題ない」と好調をキープしている。「あとはスタートとレースに集中ですね」。前回SGを制したのは2020年のここ下関。思い出の水面で逆転グランプリ出場を果たすためにも、あとは自分自身との闘いに打ち勝つ。 同じく地元の白井英治は16位と何とか第一関門を突破。成績が物語るように「やっぱり足が足りていない。河合(佑樹)君とかに比べると足が違う」と劣勢感は否めない。それでも「整備する。優勝戦に乗らないと意味がないのでそういうレースをする。進入から考えていく」。ベスト6入りを懸けて大勝負に出る。
他の郷土勢では篠崎元志と瓜生正義の福岡コンビが第一関門を突破。瓜生の予選ラストは4枠で4着とポイントを伸ばせなかったが、17位で何とか予選をクリア。舟足は「4日目が一番良かった」と動きの良さを実感しながらも「良かったのに生かせなかったですね」。不完全燃焼に終わった予選の分は準優にぶつける。 篠崎も4日目後半はポイントを伸ばせず10位での通過。ただ、こちらも「似たような人は多いけど、足は変わらず全体的にいい方」と機力は好調そのもの。「優勝戦に乗らないとどうしようもないですからね」と年末のグランプリ出場へは優勝が絶対条件。まずはその挑戦権を得るためにも全身全霊で準優を勝ち抜く。 女子GⅡは上位の混戦が続く中で、川野芽唯が2日目以降4戦2勝のオール3連対という快ペース。優勝戦進出へのボーダーとなる6位につける。迎える予選ラストは6枠の1走。不利枠を克服してV戦への道を切り開く。