<岡本夏美>オーディションでは「カラオケ」も “朝ドラでギャル”を演じるということ、その思い
橋本環奈さん主演の2024年度後期の連続テレビ小説(朝ドラ)「おむすび」(総合、月~土曜午前8時ほか)に出演する岡本夏美さん。過去最大規模の「若手オーディション」でつかんだ役・田中鈴音(スズリン)を演じる。スズリンは、主人公・米田結(ゆい、橋本さん)に大きな影響を与えるギャル軍団の一人。オーディションでは「1次審査はカラオケのシーンを。ギャルに人気の歌手の方の名曲を歌って盛り上げる、というのを演じたりもしました」と明かす。ある種、未知数な“朝ドラでギャル”を演じることへの思いなどを聞いた。 【写真特集】岡本夏美の透明感がすごい! まるで別人(?)な金髪ギャル姿も公開 比べて見ると?
◇最終審査の段階で「この役を愛してあげたい」を思えたワケ
「おむすび」は、平成元年生まれのヒロイン・米田結が、どんなときでも自分らしさを大切にする“ギャル魂”を胸に、栄養士として人の心と未来を結んでいく、“平成青春グラフィティー”。NHKのドラマ「正直不動産」などで知られる脚本家・根本ノンジさんのオリジナル作品となる。
岡本さんは今回が朝ドラ初出演。演じるスズリンは、現在の総代表を真島瑠梨(ルーリー、みりちゃむさん)が務める「博多ギャル連合」(略してハギャレン)のメンバー。結とは同い年で、いつもスナック菓子を食べている。手先が器用で、ネイルチップ作りが趣味だ。
前述の通り「朝ドラならではのフレッシュで魅力的な若手俳優たちを発掘する」ことを目的に開催された、過去最大規模の若手オーディションによって、岡本さんは同役に選ばれた。
最終審査のときから思い入れが強く、「他の役も演じさせていただいたのですが、やっぱりスズリンを、この役を愛してあげたいという思いがあった」という岡本さんは、彼女の「肯定的な性格」に魅力を感じたようだ。
「ギャルというとハイテンションでよくしゃべって、というイメージがあると思います。もちろん、スズリンにもそういった面もあるのですが、彼女はとてもほがらかで、いつもニコニコしている。時がゆっくりと流れていて、その分、時間にルーズなところもあるのですが、そういう部分も、いい意味で笑って許してもらえるキャラクターだし、すごく明るくて、人一倍肯定的。他者に対して優しくて温かい提案もできる女の子なんです」