FIAへの不信感が限界!フェルスタッペンはF1引退を真剣に考慮とシューマッハが指摘...問題が重なりストレスフル?
ラルフ・シューマッハは、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が予告通りにF1を早期に引退する可能性があると語った。F1シンガポールGPで口にした放送禁止用語の「Fワード」に対して罰金処分を受けた際、フェルスタッペンは怒りを露わにし、FIAの公式記者会見での発言をほとんど拒否、さらには早期引退を示唆した。 フェルスタッペンの発言に対しては、多くの関係者が擁護しており、フェラーリF1のフレデリック・バスール代表は「瞬間的な発言に過剰反応すべきではない」と述べた。 メルセデスの元F1責任者ノルベルト・ハウグは『Sport1』に、「F1にはもっと重要な問題があるはずだ。“ピー”音で消せば済むし、重要な話ができるのに」とし、フェルスタッペンの発言を擁護した。 レッドブルのヘルムート・マルコ博士も『f1-insider.com』に「不当に扱われていると感じたら無視できない。自分の価値観を貫くことは若者にとって良い手本だ」と評価している。 一方でシューマッハは、フェルスタッペンがF1の「ソフト化」に不満を抱き、引退の脅しが現実になる可能性があると示唆した。フェルスタッペンは既に十分な資産を築いており、「F1に永遠にいるつもりはない」と以前から語っていることを指摘した。 またシューマッハは、フェルスタッペンのペナルティや、クリスチャン・ホーナーの件、エイドリアン・ニューウェイの離脱、マシンのバウンシング問題など、そして世界タイトルが遠のいていくことなど彼が直面する様々な課題が重なっていることを指摘し、これが彼のストレスになっているとし、「警告だけで十分だった」と述べた。 さらに、FIAのモハメド・ベン・スレイエム会長のコミュニケーション問題も取り上げ、FIAの改革が必要であると提言した。スージー・ヴォルフとのトラブル、そして、彼の職を失う寸前まで追い込んだリバティ・メディアとの大スキャンダル、そしてアブダビでの公式授賞式での発言などトラブルが耐えない。 ルイス・ハミルトン(メルセデス)はフェルスタッペンに「社会奉仕活動の罰を拒否するべきだ」とアドバイスしている。 一方、ラルフ・シューマッハはこうアドバイスしている。 「間違いなく戦いだ。もし私がマックスのアドバイザーなら、技術面での問題は十分に大きいと言うだろう」 「彼は明らかに不当に扱われていると感じており、頑固になっているが、ベン・スレイエムがすべてを覆すほど賢いとは思わない。だから私は必要に迫られて、情熱を傾けられるプロジェクトに取り組み、子供たちの支援などをするかもしれないね。彼はクルマに集中して世界選手権で優勝する必要がある。そのようなボイコットは彼を混乱させるだけだ。」
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