【シンガポール】リサイクルごみ、AIチャットボットで確認
シンガポール国家環境庁(NEA)は16日、人工知能(AI)を使った自動対話システム「チャットボット」でリサイクル可能なごみを確認できるサービスを提供すると発表した。廃棄物のリサイクルを促す取り組みの一環となる。 青色のリサイクルボックスをキャラクター化したマスコット「ブルービン(Bloobin)」が、メッセージアプリの「ワッツアップ(WhatsApp)」や「テレグラム(Telegram)」に構築されたAIチャットボットを通じ、廃棄物の特徴を説明したり、該当品の写真を添付したりすると、リサイクルの可否を回答する仕組みとなる。 シンガポールではリサイクルボックスやリサイクル用ダストシュートに食品や液体を入れることはできない。リサイクル品を汚す可能性があるためだ。対象品が汚れると、リサイクルはできず焼却や埋め立てなどで廃棄する必要がある。 リサイクルボックスに投棄される廃棄物の約4割が食品などで汚れているか、ぬいぐるみなどリサイクルが不可のごみとなっている。