【競歩】パリ五輪をかけた“世界一し烈な代表争い”東京銀メダリスト池田向希「いい状態で仕上がっている」
◇第107回日本陸上競技選手権大会・20km競歩 前日会見(17日、兵庫・神戸市) 【画像】パリ五輪新種目“競歩混合リレー”が国内初開催 “世界一し烈な代表争い”といわれている男子20km競歩は、18日に兵庫の六甲アイランドを舞台に開催。同種目の東京五輪銀メダリスト・池田向希選手が、前日会見で決意しました。 パリ五輪の代表選考会を兼ねた今大会。派遣設定記録(男子:1時間19分30秒/女子:1時間28分30秒)を突破した最上位選手が、パリ五輪日本代表に即時内定となります。 その1枠を争う男子では、すでに6人の選手が派遣設定記録を突破。まだ期間内でその記録を突破していませんが、東京五輪銅メダル、世界選手権金メダルの実績を持つ山西利和選手なども出場し、“世界一し烈な代表争い”と呼ばれています。 そのレースへ向け、前回王者でもある池田選手は「目標は、優勝とパリ五輪の内定獲得」ときっぱり宣言。 昨夏の世界選手権では、序盤から1人抜け出す“独歩”を見せるも、終盤にスピードを出せず15位。悲願の金メダル獲得とはなりませんでした。 今大会に向けては「いい状態で仕上がっています。東京五輪は代表権獲得を重点的に、その一心でやっていた。パリ五輪ではメダル獲得という結果を残したい思いが強くあるので、今回は通過点というか、日本選手権で絶対にパリ五輪の切符を勝ち取らなくてはならないという気持ちが一番です」と強い決意を口にしました。 ▽男子 大会前の派遣設定記録(1時間19分30秒)突破している6人 池田向希(旭化成) 川野将虎(旭化成) 古賀友太(大塚製薬) 高橋英輝(富士通) 村山裕太郎(富士通) 高橋和生(ADワークスグループ)