「3人がかりで脅された」陸上男子・多田修平、パリ五輪断念の夜に起こした客とのトラブル
「せっかくの休日が台なしになりました。応援していた選手だったので、残念です……」(被害に遭った男性) 【写真】「オリンピックを諦める」陸上・多田修平がトラブル当日に残していた投稿 彼がそう明かす相手とは、陸上短距離で活躍する多田修平選手のことである。 「ロケットスタートに定評のある選手で、'21年の東京五輪では男子リレーの第1走者を務め、注目を集めました。しかし、今年4月にふくらはぎを負傷。ケガが完治せず、パリ五輪への出場は断念しています」(スポーツ紙記者)
3人がかりで「困るのは君たちだから」
そんな多田選手だが、新橋のダーツバーで、客とトラブルになったという。冒頭の被害男性は当日の詳細を次のように明かしてくれた。 「6月22日から23日にかけての深夜、友達と一緒にダーツバーに行ったんです。すると途中から多田選手とその友人が7人ほどで来店しました。最初は多田選手だとは気づかず、自分たちがダーツをしている様子や結果をスマホで撮影していて。すると、多田選手の友人のひとりが“撮ってるよね? 消してくれない?”とか“プライベートで来てるから”などと詰め寄ってきたんです」 思いもよらぬ指摘と、高圧的な態度に驚いたという。 「位置的に撮っているように見えたのかもしれませんが、そんなつもりはないし、多田選手がいたという認識もありませんでした。それなのに写真フォルダを見せろと言われて……。見せると“写ってんじゃん”“消さないと困るのは君たちだから”と3人がかりで脅されました。ほんの少し写り込んでいただけだったのに、無理やりスマホの鍵を解除させられて、その日に撮った写真や動画をすべて削除させられました。その上、強制的に謝罪までさせられたんです」(被害男性、以下同)
「もめているとは思わなかった」
被害男性は、その際の多田選手の態度に違和感を覚えたようで、 「“多田と写真撮りたいなら多田に頼めばいいじゃん”と言われて。そこでやっと多田選手がいると気づきました。友人は明らかに多田選手をかばっている様子だったのに、当の本人はわれ関せずで。もめ事を止めるそぶりもなく、その場で静観していました」 この件について、多田選手が所属する住友電工陸上競技部に問い合わせたところ、次のような回答があった。 「店にいたのは事実です。多田選手は、友人がトラブルのあったというテーブルへ話をしにいったことは認識していたものの、多田選手がいた席からは離れていて、話している内容が聞こえず、もめているとは思わなかった」 写真に写り込んでしまうほどの至近距離にいたにもかかわらず、もめ事にはたして気づかないものだろうか。 「最初に詰め寄ってきた多田選手の友人は、もめている途中、多田選手のいるテーブルに戻って、状況を説明しているようでした。すると、3人がかりで戻ってきて“写真を消せ”と脅してきたんです。そんな状況で、気づかないというのは、ありえないと思います」(前出・被害男性) トラブルのあった6月22日、多田選手は自身のXで《来年の東京世界陸上を目指して頑張ります》と綴っていた。 「トラブル当日、多田選手は大阪選手権に出場していました。ふくらはぎをケガして以降、初のレースでしたが、調子はまだ万全とはいえなかったようです。レース終了後、パリ五輪の予選会を兼ねた日本選手権への出場を断念したと自身のXにて表明。これに対してファンからは温かいメッセージが数多く寄せられました」(前出・スポーツ紙記者) いろいろな事情があるにせよ、被害を受けた男性のことを気遣う余裕はなかったのか。