中比、南シナ海補給で仮協定 「緊張緩和する必要性を認識」
【マニラ共同】フィリピン外務省は21日、南シナ海のアユンギン礁にある同国軍拠点への補給活動を巡り、中国と仮協定に合意したと発表した。仮協定の詳しい内容は明らかにしていないが「双方は南シナ海の状況を緩和する必要性を認識している」とし、相違点は対話で解決すると強調した。 アユンギン礁では6月17日、フィリピン軍拠点へ補給任務中だった軍のゴムボートを中国側が刃物で突き刺して破裂させ、緊張が高まった。両国は7月2日にマニラで外務次官協議を行い、緊張緩和に向けた決意を確認したと発表していた。