豪華客船に児童歓声 金沢・大野町小5年生が見学
金沢港に19日、イタリア籍のクルーズ船「コスタ・セレーナ」が寄港し、乗客約2200人が兼六園や立山黒部アルペンルートへの観光に繰り出した。金沢市大野町小5年生22人がコスタ社から船内見学に招待され、プールや屋上を巡って豪華客船の魅力を肌で感じた。 【写真】金沢港に寄港したコスタ・セレーナ 船は14階の構造で、児童は停泊中に船内を散策。屋上から母校の校舎や自宅を探したり、壁面がガラス張りのエレベーターに乗って歓声を上げたりした。コスタ社の担当者が12歳以下は無料で乗船できることなどを説明すると、「お父さん、お母さんに頼んで乗せてもらおう」と目を輝かせた。 コスタ・セレーナは全長289・59メートル、乗客定員は最大3780人。今回は韓国の旅行会社がチャーターし、17日に韓国・束草を出発。鳥取・境港を経て、金沢入りした。京都・舞鶴を経由し、21日に韓国・釜山へ戻る。 午前8時の入港時には加賀友禅大使でつくる「加賀友禅Omotenashiの会」が着物姿で乗客を迎え、午後8時の出港時には地元団体がジャズ演奏で見送った。