〔NY外為〕円、148円台後半(3日朝)
【ニューヨーク時事】3日午前のニューヨーク外国為替市場の円相場は、米利下げ観測を背景にした長期金利の低下を受け、円買い・ドル売りの流れが優勢となり、1ドル=148円台後半に上伸している。午前9時現在は148円80~90銭と、前日午後5時(149円53~63銭)比73銭の円高・ドル安。 米連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事は2日、17、18日の連邦公開市場委員会(FOMC)での金融政策決定に関し、「現時点では利下げ支持に傾いている」と発言。利下げ観測を背景に米長期金利が低下したことで、円買い・ドル売りが優勢となっている。日銀が早期利上げに踏み切るとの見方も円高・ドル安地合いにつながっている。 ただ週末6日に11月の米雇用統計の発表を控えており、相場では様子見ムードも強い。市場は、この日午前に発表される10月の米雇用動態調査(JOLTS)に注目している。 ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.0520~0530ドル(前日午後5時は1.0493~0503ドル)、対円では同156円60~70銭(同156円97銭~157円07銭)と、37銭の円高・ユーロ安。