角田裕毅は予選8番手。Q1で2番手も、突風でロス「苦戦からうまく巻き返したのはよかった。入賞を目指す」F1カナダGP
2024年F1カナダGPの予選で、RBの角田裕毅はQ3に進出、8番手を獲得した。 【関連写真】2024年F1第9戦カナダGP 角田裕毅(RB VCARB 01) ビークルパフォーマンス責任者ギヨーム・デゾトーは、角田の予選を次のように振り返った。 「素晴らしい予選セッションだった。非常に熾烈なセッションだったが、チームは天候と路面グリップの変化にうまく適応した」 「Q1では、周囲の他のほとんどのマシンと同様に、ソフトタイヤを2セット使用した。路面の向上が著しく、両ドライバーが最終ラップでラップタイムを更新し、裕毅が2番手を獲得した。FP3で苦戦したことを思えば、素晴らしいリカバリーだった」 「Q2では、雨の可能性が高まっており、ピットレーンで雨粒が落ちてきていたため、早めに走行を開始することにした。新品タイヤでの2回目のランで、2台は非常に良いラップを走り、Q3進出を決めた」 「Q3最初のランは、2台をユーズドタイヤで送り出した。風の強さが増すなかで、ふたりとも苦戦した」 「裕毅は非常に良いラップを走ったが、ターン2の突風により少しラインから外れ、タイムを少しロスした。それでも8番グリッドを確保して予選を終えた」 「スターティンググリッドにおいて2台がトップ10に入った。この強力なポジションを大量のポイントにつなげるため、明日に向けてすべての戦略を検討する」 ■角田裕毅(ビザ・キャッシュアップRBフォーミュラ1チーム) FP3 15番手(1分13秒716:ソフトタイヤ/31周) 予選 8番手(Q1=2番手1分12秒748:ソフトタイヤ/Q2=4番手1分12秒303:ソフトタイヤ/Q3=8番手1分12秒414:ソフトタイヤ) リザルトから分かるように、チームは素晴らしい仕事をしました。僕たちにとって、成功の一日といえます。 僕自身については、フリープラクティスで苦しんだことを思えば、予選ではうまく巻き返すことができました。ターン2で突風に見舞われ、そこでラップタイムを大幅に失ったのは残念でした。それでも今回もQ3に進出できたので、悪い結果ではありません。 ここまで、楽しいレースウイークエンドを過ごしています。たくさんの浮き沈みがあり、僕にとって、それが挑戦となっていますが、同時に、状況を好転させることができるのは、良い気分です。これはチームの功績です。 明日の天候がどうなるのかは分かりませんが、僕たちには優れたマシンがありますし、今回もポイントを獲得したいと思っています。2台揃ってトップ10圏内でフィニッシュすることを目指します。 [オートスポーツweb 2024年06月09日]