2023年、個性派モデル続出の中でも話題性抜群のROG初ポータブルゲーミングPC
【GoodsPress Award 2023】
2023年のノートPC市場では、ブランドごとに個性の確立された製品が目立った。ゲーム用途、クリエイティブ用途、日常用途――のように、これらの製品の仕様からは、想定する用途がはっきりとイメージできる。 注目機、ASUS 「ROG Ally」の背面を見る 2023年の国内PC市場は苦戦を強いられた反面、個性の際立つ機種も次々と登場した。モバイル用途という括りでどうしても無視できなかったのが「ポータブルゲーミングPC」の存在だ。 純粋なノートPCとしては、メーカーごとに戦略が分かれていて並列での評価は難しい。そこで、各ブランドの良さを伸ばした製品を評価した。 たとえば、Appleはnmプロセスの「M3」チップを導入し、クリエイティブ用途の期待値を順当に底上げしたし、LGは15・6型の大画面モデルで約990gという軽さを両立させた。また、NECの「LAVIE N14」や、VAIOの「SX 14」は、一見地味な正統進化モデルだが、コストパフォーマンスや、モバイル関連機能の充実さを鑑みつつ、有力な検討候補になるモデルだった。 教えてくれた人:ITライター/井上 晃さん スマートフォンやスマートウォッチ、タブレットなどを軸に、ICT機器やガジェット、クリエイティブツールなどを幅広く取材。雑誌やWebメディアにて記事監修などを手がける
ROG初のポータブルゲーミング機
ASUS「ROG Ally」(8万9800円~) 【PC市場が需要の底にある中、22~23年にはハンドヘルド型のゲーミングPCの話題が大いに増えました。なかでも同機はROGブランドの安心感も相まって存在感を発揮。話題性やバッテリー関連機能などを評価しました】(井上) 7型フルHD・120Hz画面を備えたポータブルゲーミングPC。別売のACアダプターを介してモニターに出力すれば、据え置き型のPCとしても使える。6月には上位のRyzen Z1 Extreme搭載モデルが、9月に廉価のRyzen Z1搭載モデルが発売された。