19日 北海道や東北は積雪や路面凍結に注意 関東~九州は晴れても北風冷たい
今日19日は、北海道や東北の日本海側を中心に昼頃まで雪が降る所があるでしょう。積雪や路面の凍結に注意が必要です。一方、関東から九州は太平洋側を中心に晴れる所が多いでしょう。ただ、北風が強まり、師走並みの寒さになりそうです。
北海道や東北は雪 初雪の便りも
今日19日は、冬型の気圧配置となっていて、上空に寒気が流れ込んでいます。午後は次第に冬型の気圧配置は緩む見込みです。 昨夜(18日)から今朝(19日)にかけて、秋田や山形、福島、新潟、長野、仙台から初雪の便りが続々と届いています。 今日19日は、北海道や東北は、日本海側を中心に朝まで雪や雨の降る所が多いでしょう。さらに積雪が増える所もありそうです。北陸も朝まで雨の降る所があるでしょう。ただ、朝まで雪や雨の所も日中は天気が回復に向かい、次第に晴れてくる所が多い見込みです。 今シーズン初めての雪や積雪となっている所が多くなっていますので、車の運転や歩行の際は十分にご注意ください。
シーズン最初の雪 慣れていても注意
冬の時期に雪の多い所に住んでいる方でも、ひと夏を過ぎると、雪道での車の運転感覚を忘れがちです。シーズン最初の雪は、たとえ雪に慣れている方でも、以下の2つのことに注意が必要です。 (1)必ず、スタッドレスタイヤに交換するか、タイヤチェーンを装着しましょう。スタッドレスタイヤは、溝が十分にあるかどうかを、事前に確認してください。あまり使っていないスタッドレスタイヤでも、時間が経てば、劣化が進みますので、シーズン前に点検が必要です。 (2)たとえ急いでいても、急ブレーキ、急なハンドル操作、急発進、急な車線変更など「急」のつく運転はやめましょう。「急」のつく運転をしてしまうと、車がスリップしやすくなります。車を発進する時や上り坂では、タイヤが空転してしまわないよう、アクセルをじわりと踏み込んでください。下り坂では、エンジンブレーキを基本として、アクセルとブレーキも適度に調整して、速度を落としてください。
関東~九州は大体晴れる 師走並みの寒さ
一方、関東から九州は太平洋側を中心に日中は大体晴れる見込みです。ただ、日差しがあっても北よりの冷たい風が強めに吹いて、体感は寒く感じられそうです。日中の最高気温は、東京や大阪など終日15℃に届かない所も多く、師走並みの寒さとなる所が多いでしょう。冬物のコートが必要になりそうです。 近畿北部や山陰、九州北部など日本海側では朝まで雨の降る所がありそうです。沖縄は雲に覆われて、所々で雨が降るでしょう。
日本気象協会 本社 小野 聡子