【都知事選】小池氏と蓮舫氏、“同日”に公約発表──違いは? イチ押しは「首都防衛」「若者支援」 対抗意識も?
日テレNEWS NNN
20日告示の東京都知事選には、50人以上が立候補を表明しています。現職の小池知事と蓮舫参議院議員はともに18日、公約を発表。違いはどこにあるのでしょうか?元航空幕僚長の田母神俊雄氏、広島・安芸高田市の前市長石丸伸二氏も公約を明らかにしました。
■小池氏が目指す「3つのシティ」
18日午前10時ごろ、“勝負カラー”であるグリーンのスカーフを身につけた小池百合子都知事。3選を目指す都知事選の公約を発表しました。 「『もっとよくなる東京大改革3.0』を掲げまして、この度の東京都知事選挙に出馬をいたします。都民とともに都政を爆速で進めてまいります」 これまで都民に呼びかける際、「3つの密」などキャッチフレーズを使ってきた小池氏。今回は「3つのシティ」というフレーズを掲げました。会見で「セーフシティ、ダイバーシティ、スマートシティ。『3つのシティ』を目指すべき都市像に据えまして…」と語りました。 これらを達成するため、ミサイル飛来に備えたシェルターの整備や無痛分娩費用の助成、防犯カメラの設置拡大などを進めるとしました。 小池都知事 「大目的は、東京を世界で一番の街にすることであります。そのためには都民の命と暮らしを守る、あらゆる危険・災害に備える、それが首都防衛です。首都防衛こそ必要です」
■蓮舫氏が掲げる「7つの約束」とは
小池氏の会見から約4時間後、蓮舫参議院議員が公約を発表しました。 「あなたと次の東京へ。私は都知事になって7つの約束を実現していきたいと考えています」 蓮舫氏が掲げたのは、「現役世代の手取りを増やす」「本物の行財政改革」という2つの柱を軸に進めていくという「7つの約束」です。「若い人が何かを諦めないで済む。そんな東京に今すぐ変えていきたいと考えています」と訴えました。 また、現在の都の財政について批判も展開しました。 蓮舫氏 「小池都知事が行革を行って8年間で8100億円確保したと胸を張るところ。でもこれを調べると、驚くことに確保した財源の積算根拠が全く見えません。その実態を誰も検証できません。まさにブラックボックス化です。私はここを開きます」 「誰もがチェックをすることができる、ガラス張りの都財政を実現する」