【都知事選】小池氏と蓮舫氏、“同日”に公約発表──違いは? イチ押しは「首都防衛」「若者支援」 対抗意識も?
■8年前を意識? 小池都政への対抗も
藤井キャスター 「小池氏は現職、蓮舫氏は挑戦者ということになります。対抗意識のようなものは感じましたか?」 小栗委員長 「いくつか感じられました。蓮舫氏は今回『7つの約束』を掲げましたが、これは小池氏の8年前の公約にあった『7つのゼロ』と数をそろえています」 「また8年前に小池氏が『自民党都連はブラックボックス』と批判したのを意識してか、蓮舫氏は小池氏が捻出したと胸を張る財源に触れ『8100億円の財源はブラックボックス』と、同じフレーズで批判しています」 「蓮舫氏はかつて事業仕分け(民主党政権下、2009年)で名を馳せましたが、『行財政改革は私の専門分野だ』『ガラス張りの都政にする』と小池都政に対抗しています」
■石丸氏と田母神氏が力を入れる政策
藤井キャスター 「他の候補予定者が力を入れる政策には、どんなものがあるのでしょうか?」 小栗委員長 「石丸氏は『政治再建』として、都政の見える化・わかる化などを進めるとアピール。田母神氏は『災害に強い街 東京を作る』として、水や食料の1週間分の備蓄などを公約の第一に掲げています」 藤井キャスター 「今回はかなり多い候補者になりそうですが、波瑠さんは何を重視しますか?」 波瑠さん(俳優・『news zero』火曜パートナー) 「子育て支援はもちろん大切なのですが、そのお金をどこから充てるのか、税が上がるのかなども気になります」 「例えば今子育てをしている、していないにかかわらず、社会にどのように還元されるのか見えやすくなるといいなと思います。誰しもが恩恵を感じられる平等さも実現されればと思います」 藤井キャスター 「これまでに50人以上が立候補を表明している都知事選。20日告示、七夕の7月7日に投開票が行われます」 (6月18日『news zero』より)