EUと中国、EV関税巡り合意近いと欧州議会有力議員
[フランクフルト 22日 ロイター] - 欧州連合(EU)と中国は中国製電気自動車(EV)に対する関税を巡り解決に近づいていると、欧州議会のランゲ国際貿易委員長がドイツの放送局に明らかにした。 同氏はNTVに対し「合意が近い」と述べ、中国がEU域内で提供するEVに最低価格を設けることにコミットする可能性があると指摘。「そうすれば、関税導入の理由となった不公正な補助金による競争のゆがみを解消できる」と語った。 欧州委員会のコメントは得られていない。 EUは10月、中国製EVに対する関税を最大45.3%まで引き上げることを決定した。関税は同月30日に発効したが、双方は解決策を見いだすため協議を継続している。