【RIZIN】2m超のエドポロキングが貴賢神を衝撃TKO ケンコバ興奮「これは逸材」
大みそかの総合格闘技イベント「RIZIN.49」(さいたまスーパーアリーナ)に、〝格闘大巨人〟が衝撃登場した。身長204センチのエドポロキング(23)が、大相撲の元幕内貴源治の貴賢神(27)を衝撃KО。驚異的なポテンシャルを見せつけた。 【写真】衝撃!エドポロキング 貴賢神TKOの瞬間 ナイジェリア人の父と韓国出身の母を持つハーフ。高校時代は野球に打ち込み、22年からMMАを始めた。朝倉未来がCEOを務める1分間格闘技「BreakingDown」で頭角を現し、今年5月にMMАデビュー。190センチの貴賢神戦でRIZIN初参戦となった。 エドポロキングの入場テーマは、何と米レジェンドラッパー、エミネムの代表曲「ルーズ・ユアセルフ」。RIZINでは元谷友貴のテーマ曲として知られるだけに、まさかの〝テーマ曲かぶり〟となったが、それだけ期待をかけられている証しだ。ゴングが鳴ると、貴賢神のカーフキックをくらっても、ひるまずヒザ蹴りで突進。相撲仕込みのカンヌキでロープ際に押し込まれたが、テークダウンは許さない。 離れ際が圧巻だった。パンチを打ち込んでくる貴賢神の頭を押さえながら、右のヒザ蹴りを顔面に叩き込んだ。この一発で元幕内力士をふらつかせると、左、右、左のパンチ3連打で、貴賢神の巨体を撃沈。1ラウンド3分22秒で、圧巻のKО勝利を奪ってみせた。 同大会を配信した「АBEMА PPV」でゲスト解説を務め、お笑いタレントのケンドーコバヤシも「これは逸材ですよね、本当ねえ」と大絶賛。格闘技に造けいが深いケンコバを、見事にうならせてみせた。 試合後の会見では、エドポロキングは「人生で一番気持ちいい。言葉にならない」と素直に喜んだ。一方で「今は世界というレベルじゃない。まだ時期尚早。ここで満足せず、地に足をつけて高望みせず、コツコツと頑張ります」と言って、西川きよしばりに「コツコツ」を繰り返した。 格闘家らしからぬ、大言壮語を一切しない謙虚姿勢。〝大巨人〟は「いつかはUFCにいきたい」と語り、まずは地道にRIZINで名を上げていく。
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