米メディアは敗戦も11奪三振の大谷翔平を「新たなレジェンドの記録に迫る」と称賛…45球連続直球無し異例スライダ―投球分析も
同メディアは、「よろよろのエンゼルス打線は、レンジャーズの先発が、この試合前まで防御率7.11のスペンサー・ハワードだったにもかかわらず再び悪戦苦闘した」と、1点も援護できなかった打線を酷評した上で、ネビン監督代行のコメントを紹介した。 「大谷は素晴らしかった。アメージングだ。我々はただ攻撃で何も生み出せなかった。我々の打線のために、すべての投球でほんのわずかなミスしかしていないことを理解すれば、彼のやっていることがさらに素晴らしいものになる」 記事は「大谷は、今季17試合に先発し9勝6敗、防御率2.81の成績だが、2試合続けて得点の援護がなく、またフラストレーションがたまる敗戦となった。来季のオフにフリーエージェントとなる大谷は、火曜日(8月2日)に迫ったトレード期限へ向けた話題の中で、噂として名前が出ている。大谷の今季の移籍はなさそうだが、彼は、エンゼルスでの将来に関する憶測については気がついている」とも記した。 地元紙のオレンジカウンティ・レジスター紙は、「打線が再び何もできず、大谷の10勝目挑戦は続く」との見出しを取り「大谷は6回で11三振を奪ったが、1点も取れなかった打線の犠牲となり、彼にはふさわしくない敗戦を再び喫することになった」と報道した。 記事は「大谷はベーブ・ルース以来の10勝10本塁打の選手となるだろう。今季21本塁打の大谷は、10勝目を求めて2度目の登板に立った。昨季は9勝46本塁打だった大谷の記録達成に希望を持って、いつもよりやや多くの日本メディアの集団が大谷を追っていた」と紹介し、2桁奪三振記録を6試合連続に伸ばしたことを付け加えた。 ロサンゼルスタイムズ紙も、「大谷が奪三振の連続試合記録を伸ばしたが、エンゼルスはレンジャーズに完封負け」との見出しを取り、「大谷の投球内容は、彼のキャリアを通して達成してきたものと比較すると最高のものではなかった。依然として質の高い先発の内容ではあったが、直近の2カ月の中では、やや多く出塁を与えていた」と指摘した。 大谷がルースの記録に挑む3度目の先発は8月4日(日本時間5日)のアスレチックス戦が予定されている。