タイガースの若手ホープは? 阪神、来季のブレイク候補(5)来季が勝負の”大砲候補”
今季はリーグ2連覇を逃し、悔しい2位という結果に終わった阪神タイガース。今オフには藤川球児監督が就任し、来季は再びリーグ優勝・日本一を狙いに行くシーズンとなる。その一方で、来季にブレイクが期待される選手も少なくない。ここでは、来季のブレイク候補となる阪神の選手を紹介する。
井上広大
投打:右投右打 身長/体重:189cm/100kg 生年月日:2001年8月12日 経歴:履正社高 ドラフト:2019年ドラフト2位 今季、一軍で念願のアーチを放った井上広大。来季以降のさらなる爆発に期待だ。 大阪府の強豪・履正社高から、2019年ドラフト2位で阪神タイガースに入団。しかし、プロ入り以降はファームで打点王や最多安打などを獲得するも、一軍ではその打棒を発揮できずにいた。 今季もオープン戦から打率.200(15打数3安打)とアピール不足に終わり、開幕をファームで迎えることに。それでも、ファームでは打率3割超の打撃を見せ、5月10日に一軍昇格した。 5月は一軍で打率.208(24打数5安打)にとどまりファーム降格となったが、8月下旬に再昇格すると、ついに待ち侘びた瞬間が訪れた。 8月28日のDeNA戦でスタメン起用されると、昨季のリーグ最多勝投手・東克樹からプロ初本塁打を記録。一軍の舞台で、待望の一発を放った。 さらに9月4日の中日戦で2点本塁打を放つと、同21日のDeNA戦では3点本塁打をマーク。今季は一軍で23試合に出場し、打率.212ながらも3本塁打、8打点とパンチ力を見せた。 今秋は一塁守備に挑戦し、レギュラー確保に向けて奮闘している。来季は打撃の確実性を上げると同時に、2桁本塁打にも期待したい。
ベースボールチャンネル編集部