ジャンポケ斉藤「解雇」と松本人志「復活へ」の大きな差はどこにあるのか
「週刊文春」に性加害疑惑を報じられ、自らの名誉を毀損されたとして5億5000万円の損害賠償などを求めて文藝春秋側を提訴していた、ダウンタウン・松本人志(61)。昨年11月に突如訴訟を取り下げると、松本が所属する吉本興業は、〈活動再開につきましては、関係各所と相談の上、決まり次第、お知らせさせていただきます〉と復帰を前提にしたコメントを発表した。 【写真をみる】二度の不倫を許した斉藤の「美人妻」 一方、同じく吉本興業所属のお笑い芸人で、バラエティー番組のロケ中に性的暴行をした容疑で書類送検されたジャングルポケット・斉藤慎二(42)は、「重大な契約違反の疑いがある」としてマネジメント契約を解除されている。 両者とも無実を訴えている点は共通している。もともと松本の件は告訴すらされていないのだが、現時点では斉藤も起訴されるかどうかも不明。さらに斎藤の場合は、妻が冤罪を訴えている。 にもかかわらず、事務所側の対応に大きな差があるのは、芸人としての格の問題なのだろうか(一部、10月7日配信記事、「週刊新潮」11月21日号をもとに再構成しました)。 ***
松本には“ラブコール”も…
松本が訴訟取り下げを発表すると、さまぁ~ず・三村マサカズ(57)やオズワルド・伊藤俊介(35)ら、テレビ復帰を切望する後輩芸人たちからのラブコールがSNS上に相次いで投稿された。斉藤はというと、相方であるおたけ(42)、太田博久(41)の二人は謝罪文を掲載し、その後も斉藤をかばうような振る舞いは見せなかった。 性加害疑惑が報道される直前、デイリー新潮がおたけに直接取材した際の様子を再現してみよう。 ――斉藤さんが休業中ですけれども、7月に番組のロケ中に女性へ暴行した件で捜査を受けていることが原因ではないかとのことで取材しています。何か聞いていますか? おたけ:誰に聞いたのですか。誰かに聞かれてうわさで来たみたいな? 吉本に行って、直撃みたいな? ――吉本にも取材依頼書を送っています。 おたけ:僕は全然、あの、体調不良で。 ――じゃあ、何かそういったトラブルっていうことは、全然聞いたことはない? おたけ:はい。体調不良で。連絡も取ってないんで。 ――一緒にお仕事する予定だったのにいきなりお休みになっちゃった、という感じで連絡をもらったということですか? おたけ:そうです、そうです。で、連絡が取れないっていうか来られなくなって、で、マネージャーの方からそういうふうにして、まあ、僕と太田で動いている(二人で働いている)というだけで。はい。 ――ご本人から連絡はありました? こういうふうに具合が悪いんだとか。 おたけ:いや、無いです、だから。 ――おたけさん自身は連絡も取れていない? おたけ:そうです。そうです。 ――携帯とか鳴らしたけど反応が無い、みたいな感じですか? おたけ:いや、反応じゃなくて。連絡は取ってないんで。別に普段から取ってないんで。あの、日常生活で、あえて取らないじゃないですか。だから、別に取ってないです。 ――じゃあ、今話を聞いてビックリみたいな? おたけ:それは、事実のことを、今、言われているんですか。(僕は)知らないんで。 ――むしろ、事実かどうか、確認したかったから伺った次第です。 おたけ:いや、知らないんで、それがもし事実だったら、僕もビックリしちゃうんで。確認するんで。予想で言われたの? ――いや、予想ではなくて、取材で近日中に書類送検か逮捕をされるという話を聞いています。 おたけ:はー。そんなんだったら、(僕はその情報を)聞くじゃないですか。 ――全然、聞いてない? おたけ:はい。だから、ビックリしたんで。 「斉藤はそんなやつじゃありません」などといったフォローはなく、淡々と答える。松本へのエールの熱さと比べるとどこか周囲の人間からの反応にも大きな差があるようなのである。