東京・千石に、旅と暮らしの本屋「アンダンテ」がオープン!トーハンの社内ラボ「Book Boost Lab.」が開業サポート
旅と暮らしの出版社「株式会社産業編集センター」(以下「産業編集センター」)は、2024年11月15日、本社ビル1階に“旅と暮らしの本屋「アンダンテ」”をオープン。同社の編集者がセレクトした国内外の旅行ガイドや紀行文、日々の暮らしを彩る料理や手芸の本、絵本などを取り扱う。なお、アンダンテとは音楽の速度記号のひとつで、「歩くような速さで」という意味。同店の開業サポートは出版取次業「株式会社トーハン」(以下「トーハン」)の社内ラボ「Book Boost Lab.」が手がけた。 【写真】旅と暮らしの本屋「アンダンテ」の店内。やさしい雰囲気で、店名の通り、ゆっくりとした時間が過ごせそう♪ ■“旅と暮らし”にまつわる本をセレクト 旅と暮らしの本屋「アンダンテ」は、「本を手にとって選ぶことができる場所を増やしたい」「産業編集センターの出版物の軸である“旅と暮らし”の楽しみを直接読者に届けたい」というコンセプトのもとにオープンした新刊書店。同社の編集者が自社以外の本にも広く目を向けてセレクトした、知的好奇心をくすぐる本が並ぶ。 インテリアには、カーブを描く白い壁面棚や、明るい木目調の低めの書棚を採用。来店客がくつろげるよう、温かみのある雰囲気を演出している。開業サポートを手がけたのは、トーハンの社内ラボ「Book Boost Lab.」。産業編集センターが考案したコンセプトをもとに、市場分析、売場設計・デザイン提案、商品提案、開店準備などを実施した。 旅と暮らしの本屋「アンダンテ」 所在地:東京都文京区千石4-39-17 アクセス:都営三田線「千石駅」A4出口より徒歩2分、JR山手線「巣鴨駅」南口より徒歩10分 営業時間:10時~20時 定休日:水曜 ■「Book Boost Lab.」って? 「Book Boost Lab.」は、 人と本とのタッチポイント創出を目指すトーハンのプロジェクトチーム。活動の一環として、書店やライブラリの開業プロデュースを手がけており、これまでにも地域施設の書籍売場や企業・高級マンションのライブラリなどにおいて、コンセプト立案・選書・陳列などを行なってきた。 ■<書店プロデュース事例> ・キャンプ場「北軽井沢スウィートグラス」書籍売場 (群馬県吾妻郡・2024年5月~) 北軽井沢の浅間高原に位置するキャンプ場「北軽井沢スウィートグラス」のカフェレストランに設置された書籍売場。表紙の配色でキャンプ場の四季の彩りを表現した書棚は、思わず見とれる美しさ!児童書からビジネス書まで幅広く展開する。 ・地域複合施設「TERRACE OODANI」書籍売場 (島根県松江市・2024年9月~) 閉校した旧小学校・幼稚園の建物を活用してリスタートした複合施設「TERRACE OODANI」にあるカフェの書籍売場。“学校の授業科目”に見立てた複数のカテゴリで選書したという、大人も子どもも楽しめる展開。 今回の企画について「アンダンテ」の担当者に話を聞いてみた。 ーー今回の企画の狙いは? 書店がどんどん減っていく中で、本と出合う場所を作りたいと願って開店しました。弊社の出版物の軸である旅と暮らしの本のおもしろさを、もっと多くの人に知っていただければと思います。 ーー今回の企画のイチオシは? 旅と暮らしに特化したジャンル分けとこだわりの選書。わくわくを演出する、デザインにこだわった店内空間です。 ーーユーザーへのメッセージは? アンダンテは、音楽の速度記号のひとつで「歩くような速さで」という意味です。ゆっくりと店内を歩いてお気に入りの一冊を見つけてください。 今回のオープンにあたって、「Book Boost Lab.」では、「今後も地域や場所にあった本の売場をプロデュースし、人と本とのタッチポイント創出を目指します」とのメッセージを発信している。旅と暮らしの本屋「アンダンテ」に続く、ユニークな書店やライブラリーの登場を、楽しみに待ちたい。