「オクラ」脚本家・武藤将吾が“令和の刑事ドラマ”で感じた世代間ギャップとは?
──最後に、今後の見どころについてお聞かせください。 武藤 「第3話からは、物語が大きく動き出します。これまでの1、2話は、オーソドックスな刑事ドラマとして、視聴者の皆さんに見ていただきやすいような展開を描きました。2話で千寿が明かした『決定的な証拠がないがために、法から逃れているようなやつらが許せない』という思いから、証拠捏造(ねつぞう)をして事件を解決に導いているのは確かなのですが、それ以上に“やらなければならない理由”や、10年前の警察官連続殺人事件をきっかけに千寿が抱いていた思いが3話以降で次々と明らかになります。これまで、ラスト数分で物語が大きく動くというパターンでしたが、今後は、ラスト数分だった世界観が徐々に物語全体に侵食されていきます。オーソドックスな刑事ドラマから、壮大なスケールの物語へと変化していく様子を、ぜひ楽しんでいただきたいです」
【番組情報】
「オクラ~迷宮入り事件捜査~」 フジテレビ系 火曜 午後9:00~9:54
フジテレビ担当