「声を届ける唯一の方法」 元スペイン代表MFセルヒオ・ブスケツが試合数の増加について言及。「我々は主役のはずだが…」
バルセロナで活躍し、現在ではメジャーリーグサッカー(MLS)のインテル・マイアミCFでプレーする元スペイン代表MFセルヒオ・ブスケツが、話題になっている試合数の増加について言及した。スペインメディア『Mundo Deportivo』が、現地時間2日に報じている。 今季からUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)などがフォーマットの変更により試合数が増加。来夏にはFIFAクラブワールドカップも開催される予定で、欧州のトップクラブは、これまで以上の試合数をこなすことになり、多くの選手が苦言を呈している。中でも、マンチェスター・シティのロドリが、ストライキの可能性を示唆。レアル・マドリードのカルロ・アンチェロッティ監督も「試合数が減少すれば、選手たちは、給与が下がっても問題ないだろう」とコメントしている。 バルセロナで公式戦通算722試合に出場し、9度のラ・リーガや3度の欧州CL制覇などに貢献した36歳のMFは、増え続ける試合数について「スケジュールは増加している。選手たちはフィジカル的に以前よりもきちんと準備ができているが、疲労も増しており、試合は非常に激しくなっている。我々は主役のはずだが、どの大会が行われるか、1つのトーナメントで何試合が行われるかの決定については、非常に小さな役割しか持っていない。それは選手たちも含めて行われるべきだと思うし、選手たちの声を聞くことが重要だ」とこれまでの決定方法に苦言を呈した。 続けて「最終的には、体が限界に達する瞬間が来て、多くの怪我が発生してしまうが、誰も選手を考慮してくれない。もし、彼らがストライキを行う決断をすれば、それは行うべきだと思う。なぜなら、それが我々の声を届ける唯一の方法だからだ。そうしないと、我々には声も票もないように感じるし、それは本当に心配なことだ」とロドリの主張に賛同するコメントを残した。
フットボールチャンネル編集部